静岡

<18才の夏+新聞カフェ> 候補者ポスター品定め

2016年7月2日

静岡文化芸術大近くに張り出された選挙ポスターを批評する学生たち=1日、浜松市中区で

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 浜松市中区の静岡文化芸術大のデザイン学部の学生らが一日、参院選候補者のポスターを辛口に批評し合った。文化芸大と中日新聞東海本社が開いた「新聞カフェ」の一幕で、新たに選挙権を得た新有権者は「手抜き感がある」「顔が傾いている」と大学近くに掲示された四候補のポスターを品定めした。

 まず、話題に上ったのは諸派新人の江頭俊満さん。比例代表に出馬する党首の紹介が顔写真付きで三分の一を占める。デザイン学部二年の野田海生さん(20)は「どっちのポスターなのかわからない」とつぶやいた。文化政策学部一年の志方優希さん(18)は、江頭さんだけが斜め上を見ていることに気付いた。「未来を見ているのかな」

 民進新人の平山佐知子さんは、イメージカラーの水色を名前や背景にあしらった。文化政策学部一年の萩原風希(かずき)さん(18)は「背景と同系色だから名前が目立たない」と指摘。キャッチコピーの「声を力に!」はオレンジ色だ。デザイン学部二年の栗原直也さん(20)がすかさず、青系の色には黄系が映えることを紹介し「だからこの色にしたのかな」と納得した表情を見せた。

 共産新人の鈴木千佳さんには意見が相次いだ。「他の候補は背景を加工しているけど、鈴木さんはそのまんま。少しチープな印象」と栗原さん。スローガンが詰め込まれ、文化政策学部一年の河辺杏菜さん(18)は「字がごちゃごちゃしている」と首をかしげた。だが、比例は共産に「とお書きください」の文言には「丁寧だよね」と評価する声も上がった。

 イメージカラーの紫を前面に出す自民現職の岩井茂樹さん。「静岡のチカラ」という文字が紫から青に変化するグラデーションは、「あまりきれいじゃない」と萩原さん。筆文字で書かれた「保守一徹」は白地で、遠くからだと見えにくい。「星一徹とかけたのかな」と話す野田さんは「唯一静岡という文字を入れたのは親近感を持った」。

 約二時間にわたってポスターの中の候補を見つめ、実際はどんな人なのか気になり始めた学生たち。栗原さんは「初めて選挙に興味を持てた。本物の候補に会って、演説を聴いてみたくなった」と語った。

(石川由佳理)

 ◇静岡選挙区立候補者(改選数2)=届け出順

江頭 俊満 53 幸福実現党員     諸新

平山佐知子 45 (元)キャスター   民新=社

鈴木 千佳 45 党県常任委員     共新

岩井 茂樹 48 (元)経済産業政務官 自現<1>=公

大嶽創太郎 33 ジャーナリスト    無新 

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