静岡

主要候補者の一日(上)

2016年7月1日

平山 佐知子さん 民新

◆情報発信 黄色の勝負服

昼時の中心市街地で市民に声を掛ける平山佐知子さん=静岡市葵区で

写真

 梅雨の合間の青空が広がった六月下旬。民進党新人の平山佐知子さん(45)は朝、市内の工場前で出勤する人たちにあいさつをした後、午前十時すぎからJR静岡駅南口で街頭演説を始めた。「この青空のように、日本を照らせるように頑張りたい」。通り掛かりの車が応援のクラクションを鳴らしてくれる。

 常に訴えるのは「生活者目線の政治」。目指すのは、働く人の格差是正だ。元NHK静岡の番組キャスターとして知られるが、自身も一年ごとに契約を更新する非正規の労働者だった。「報道は世論のうねりを作れても、社会の仕組みを作り出すことはできない。そのジレンマがあった」と、政治家を志した思いもマイクに乗せる。

 プロのアナウンサーと感じさせるのは選挙カーに乗った時。「平山佐知子です、よろしくお願いします」。よどみなく通る声は、ウグイス嬢とまるで聞き分けがつかない。「もったいないからあえて本人は出さない」と陣営スタッフは笑う。

 昼時の静岡市中心部、JR草薙駅前と行脚し、東部の富士、富士宮市へ。毎日何度も発信する公式ツイッターでは、スタッフが動画を撮影し「演説中継中」として、生でも配信している。キャスター時代から続けるブログでは、政策の訴えより親しみやすさを重視。訪れた先での食事や、観光地の写真を載せて活動を報告する。

 色彩心理カウンセラー一級の資格を持っており、選挙戦では「情報を発信していく」意思を伝える黄色を勝負服に決めた。慌ただしく県内を駆け回る日々の中、スタッフとわいわい食事をするひとときが一番楽しみな時間だ。

(神谷円香)

     ◇

 参院選は十八日間の選挙期間を折り返し、後半戦に入った。県内各地を走り回る候補者たちの訴えも熱を帯びる。選挙活動中、候補者はどのような日々を過ごしているのか。主要政党の三陣営の動きを伝える。

◇静岡選挙区立候補者(改選数2)=届け出順

江頭 俊満 53 幸福実現党員     諸新

平山佐知子 45 (元)キャスター   民新=社

鈴木 千佳 45 党県常任委員     共新

岩井 茂樹 48 (元)経済産業政務官 自現<1>=公

大嶽創太郎 33 ジャーナリスト    無新

主な政党の公約

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