静岡

主な3候補 雨、暑さを秘策で乗り切る

2016年6月26日

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 七月十日の参院選投開票に向け、静岡選挙区(改選数二)に立候補した主要政党公認三候補は、他候補だけでなく、暑さと雨とも闘いながら、支持を訴えている。三陣営はそれぞれの秘策で乗り切る構えだ。

平山 佐知子(ひらやま・さちこ)さん 45歳 民新

◆メッシュのたすき

霧を発生させる扇風機を設置し街頭演説する平山佐知子さん(中央)=JR藤枝駅南口で

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 候補者が毎日身に着けるたすきは蒸れやすい。民進新人の平山佐知子さん(45)のたすきは、通気性の良いメッシュ素材。選挙のたすきでは珍しいという。日焼け防止で長袖のシャツは梅雨空も吹き飛ばす元気な蛍光イエロー。肩に掛ける水色のたすきが映える。

 選挙カー内には小型扇風機も設置した。陣営だけでなく、街頭で演説を聞く人への暑さ対策も忘れない。霧(ミストシャワー)を発生させる扇風機二台を導入し、演説の場で常に聴衆に向ける。「気持ちいい」と顔や首筋に当てて涼む人たちの表情を和ませている。

 雨対策では特大のビニール傘三本も用意。バスタオルも三十枚ほど選挙カーに積み込み、どんな天候でも駆け回れるよう備える。

鈴木 千佳(すずき・ちか)さん 45歳 共新

◆毎日の梅ジュース

支援者から贈られた帽子をかぶり、握手に精を出す鈴木千佳さん(右)=静岡市葵区の青葉シンボルロードで

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 「毎日の梅ジュースが元気の源です」と笑顔で話すのは、共産新人の鈴木千佳さん(45)。

 支援者からレシピとともに譲り受けた青梅に砂糖をまぶし、炊飯器で一晩寝かせると、お手製の梅ジュースが出来上がる。冷蔵庫で冷やしてノンアルコールビールで割ると、爽やかな酸味がほてった体に染みる。

 遊説中は日焼け対策も欠かせない。長袖はもちろん、支援者らがカンパを募ってプレゼントしてくれた白と紺の帽子をかぶって日差しを遮る。毎日の服装に合わせて色合いを選ぶといい「これで乗り切れます」と笑う。

 選挙カーには傘と雨がっぱを常備しておき、突然の雨にも大丈夫なように備えている。

岩井 茂樹(いわい・しげき)さん 48歳 自現 当選1回

◆大量のビニール傘

激しい雨の中、傘をさしてもらい遊説する岩井茂樹さん(左から2人目)=小山町で

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 選挙運動の定番は、透明のビニール傘だ。自民現職の岩井茂樹さん(48)の陣営は、遊説用に二十五本用意した。一本数千円の選挙用高級品ではなく、百〜二百円の品。「演説を聞いてくれる方にもお貸しできるように」(陣営担当者)と、多めに準備して選挙カーに積み込んだ。

 雨が降った公示翌日の朝、小山町で街頭演説する岩井さんに傘が差し掛けられていた。一八三センチ、八五キロの体には小さく見えた。

 猛暑予測の今夏だが、陣営スタッフは「若いんだから、気力と体力で乗り切れ」「真っ黒に日焼けして街頭に立て」と、放置気味。ただ、熱中症だけは要注意と、車に保冷ボックスを三つ常備した。清涼飲料水がたっぷり冷えている。

(参院選取材班)

◇静岡選挙区立候補者(改選数2)=届け出順

江頭 俊満 53 幸福実現党員     諸新

平山佐知子 45 (元)キャスター   民新=社

鈴木 千佳 45 党県常任委員     共新

岩井 茂樹 48 (元)経済産業政務官 自現<1>=公

大嶽創太郎 33 ジャーナリスト    無新

※候補者名は本名または通称名(敬称略)。以下、投票日基準の満年齢、主な役職・職業[(元)は過去の経歴]、届け出党派、現元新の別、<>は当選回数。=は推薦・支持政党。

※党派の略称は、自=自民、民=民進、公=公明、共=共産、社=社民、諸=諸派、無=無所属。政党要件を満たす政党と、代表または党首が現職の都道府県知事か政令市の市長である政治団体以外の党派は諸派とした。

主な政党の公約

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