静岡

主要3候補 こんな人

2016年6月24日

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 参院選の静岡選挙区(改選数二)には現職一人、新人四人が名乗りを上げた。政治家を志したきっかけや信念、目指すものは何か。主要政党三候補の横顔を紹介する。

◇静岡選挙区立候補者(改選数2)=届け出順

江頭 俊満 53 幸福実現党員     諸新 

平山佐知子 45 (元)キャスター   民新=社

鈴木 千佳 45 党県常任委員     共新 

岩井 茂樹 48 (元)経済産業政務官 自現<1>=公

大嶽創太郎 33 ジャーナリスト    無新 

※候補者名は本名または通称名(敬称略)。以下、投票日基準の満年齢、主な役職・職業[(元)は過去の経歴]、届け出党派、現元新の別、<>は当選回数。=は推薦・支持政党。

※党派の略称は、自=自民、民=民進、公=公明、共=共産、社=社民、諸=諸派、無=無所属。政党要件を満たす政党と、代表または党首が現職の都道府県知事か政令市の市長である政治団体以外の党派は諸派とした。

平山 佐知子(ひらやま・さちこ)さん 45歳 民新

◆愛読書は「二十四の瞳」

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 電子オルガンを子どものころから大学生まで習い、ジャズを弾くのが好き。気分転換で聴く音楽はジャンルを問わない。最近は行けていないが体を動かすのも好きで、スポーツクラブで七百〜八百メートル泳ぐとすっきりする。

 小さいころからの夢は音楽の先生か幼稚園の先生。政治家を志したことはなかった。「こういう道もあるのか」と悩んだ末、昨年末に出馬を表明した。初めは家族に反対されたが、今は積極的に応援してくれる。

 一年契約でアナウンサーをしていた時「人と違うことが必要」とスペイン語を学び始め、旅先で日常会話ができるようになった。五回ほど行ったスペインでは美術館やガウディの建築に魅了された。

 愛読書は壺井栄の「二十四の瞳」。中学生の時に読んで戦争の悲惨さに衝撃を受け、毎夏読み返す。座右の銘は「微差は大差」。どんな小さなことにも目を向ける姿勢を心掛ける。好きな食べ物は焼き肉。家族は両親と兄一人。

(神谷円香)

鈴木 千佳(すずき・ちか)さん 45歳 共新

◆「戦争だめ」母の志継ぐ

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 小学生時代の夢は「農家のお嫁さん」。近くの農家で農作業を手伝い「飢饉(ききん)になっても飢え死にしない。いいなあ」と憧れていた。

 高校生の時、政治家に興味を持った。母多津枝さん(70)が旧中川根町(現川根本町)町議の出馬依頼を受けたことがきっかけだ。静岡大法経短大を卒業して間もなく、両親と同じ共産党に入党した。

 多津枝さんは長崎県出身で、胎内被爆した親友を若くして亡くした経験や、肺にガラスの破片を吸い込んだ被爆者の話をしてくれたという。「戦争は絶対だめ」。母の思いを受け継ぎ「安保法制廃止」を強く訴える。

 プライベートでは小学二年の長女(7つ)の子育てに奮闘する。「ストレス解消法はお菓子作り」と言うほどの料理好きで、食材を組み合わせて人気キャラクターを表現する「キャラ弁」に夢中だ。娘が喜ぶ顔を想像し、弁当箱の中に「セーラームーン」や「アナと雪の女王」の世界を詰め込む。

(松野穂波)

岩井 茂樹(いわい・しげき)さん 48歳 自現 当選1回

◆「世の役に」父と同じ道

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 「おやじと同じ道を歩くのは嫌」。そう思っていた。ものづくりが好きでダム建設の現場監督をしていた。参院議員だった父親の選挙を手伝ったことで考えが転換した。「若くて右も左も分からなかったけど、地域の悩みを聞き、真剣にやれば世の中の役に立つと思った。ふたを開けてみれば同じ道」と笑う。

 一期目の六年間で経済産業大臣政務官や復興大臣政務官を務めた。ドイツでの先進七カ国エネルギー担当大臣会合の経験を「日ごろと違う国益を背負った仕事で、充実感があった」と語る。

 静岡県を振り返ればやるべきことは山積。人口減はもとより、産婦人科のベッド数増加やインフラ整備、津波対策、中小企業振興と次々に課題を挙げる。

 水泳やスキューバダイビングが趣味で、東京の宿舎近くにあるプールで朝の三十分、集中して泳ぐ。ただ休日は少なく「議員になる前に買ったウエットスーツは一度も着ていません」。

(河野貴子)

主な政党の公約

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