静岡

<一票の夏>立候補予定者 わたしの主張(下)

2016年6月20日

 二十二日の参院選の公示前に静岡選挙区(改選数二)で主要政党から立候補を予定する自民党現職岩井茂樹さん(48)、民進党新人平山佐知子さん(45)、共産党新人鈴木千佳さん(45)の三人が他の二人からの質問に答えた。アベノミクスや浜岡原発再稼働問題、女性活躍、野党共闘などが質問のテーマに挙がり、三人は紙上で舌戦を展開した。

 ■アベノミクスと格差

 鈴木さんは岩井さんに「アベノミクスと消費税増税で大企業は最高利益を出す中、実質賃金と個人消費はマイナスが続いている。格差と貧困の拡大をどう考えるか」と追及。

 岩井氏は「アベノミクスは経済の好循環を生み出し、経済のパイを大きくする試みで効果を発揮している」と実績をアピール。その上で「一人親家庭の子どもへの貧困の連鎖を防ぐために、『同一労働同一賃金』の早期実現や、待機児童の解消も進めなくてはならない。予算出動を行い、生活保護受給世帯にも医療や福祉の社会資源を十分に備える」と訴えた。

 ■原発

 鈴木さんは平山さんに「浜岡原発は再稼働せず廃炉し、原発ゼロの日本にするべきだと思うが」とただした。平山さんは「二〇三〇年代原発稼働ゼロを可能とするようあらゆる政策資源を投入する。原発に依存しない社会の実現に向け、四十年運転制限制を明確にし、原子力規制委員会の安全確認を得た原発のみを再稼働し、原発の新設・増設は行わないのが原則だ」と表明。「責任ある避難計画がなければ原発を再稼働するべきでない」と指摘した。

 ■子育て、女性活躍

 平山さんは「仕事と子育ての両立の問題点、難しさはどこか」と母親である鈴木さんに質問した。鈴木さんは「日本の男女平等度は資本主義国の中で最低。安倍政権の女性の活躍推進は男女賃金格差是正や女性差別撤廃の政策はなく、財界・大企業の成長戦略に女性を活用するものだ」と指摘した。

 ■野党共闘

 岩井さんは鈴木さんに「静岡で野党共闘をしなかった理由と全国の流れをどう感じるか」と聞いた。鈴木さんは「静岡は二人区なので共産党と民進党が競い合って自民党の退場に全力をあげる。選挙の構図は自公プラス補完勢力対四野党プラス市民・国民。憲法違反の安全保障関連法廃止、立憲主義の回復という国民的大義で力を合わせ新政権をつくる」と意気込みを見せた。

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