静岡

迫る公示 舌戦激しく 出馬予定者、決起集会や演説会

2016年6月20日

 二十二日公示、七月十日投開票の参院選に向け、主要政党から立候補を予定する三人は精力的に県内を回り始めた。政党からは大物弁士が駆け付けるなど、選挙戦へ動きが加速している。

 自民現職の岩井茂樹さん(48)は十八日、浜松市と湖西市で、公明現職の比例代表の浜田昌良復興副大臣(59)と「自公合同決起集会」に出席した。復興政務官として浜田さんを支えたこともある間柄を強調し、自公の連携ぶりをアピール。浜松市東区の集会で、岩井さんは「復興の加速や日本を豊かな国に築くためにも浜田さんはなくてはならない」とエールを送った。

 同日に開催された小山町の決起集会では中谷元防衛相と、自民から全国比例に出馬する女性グループ「SPEED」のメンバーで歌手の今井絵理子さん(32)が岩井さんと登壇。岩井さんは「自民党、公明党との連立政権に支援を」と力を込めた。

 民進新人の平山佐知子さん(45)は十九日、静岡市葵区の青葉公園で総決起集会を開いた。連合静岡の幹部のほか、平山さんが浸透を図る働く女性が壇上に上がり「平山さんも非正規職員で働いてきた。私たちと同じ」と応援した。細野豪志衆院議員(静岡5区)は「参院選はトップ当選を目指さなければならない」と訴えた。

 平山さんは「アベノミクスの三本の矢はまやかし。恩恵を受けているのは一部の裕福な人たち」と安倍政権を批判。テレビ局のキャスターとして県内を回ってきた経験から「メディアは世論のうねりを生むことはできるが、社会の仕組みは変えられない。政治家になり、責任を持って皆さんの声を届ける」と決意を表明した。

 共産新人の鈴木千佳さん(45)は十五日に決起集会を終え、公示直前の週末は県中西部で演説に励んだ。JR浜松駅前で十八日に開いた演説会には、党国対委員長の穀田恵二衆院議員と島津幸広衆院議員が弁士に立ち、鈴木さんを応援した。

 穀田さんは、鈴木さんが七歳の長女を育てていることを紹介し「鈴木さんは自分の子どもだけでなく、誰の子どもも戦争で殺させないという思いを持っている。魅力たっぷりな鈴木さんを応援して」と呼び掛けた。島津さんは保育士の待遇改善や認可保育所の増設を訴え、子育て支援に重点を置く鈴木さんを後押し。鈴木さんは「国会に駆け上がる決意です」と意気込み、三人で万歳をして集まった四百人にアピールした。

 静岡選挙区では三人のほか、諸派新人の江頭俊満さん(53)が立候補を表明している。

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