静岡

<一票の夏>立候補予定者 わたしの主張(上)

2016年6月19日

 参院選静岡選挙区(改選数二)の主要政党の立候補予定者三人が、この選挙で何が問われるのか、何を訴えたいのか、そして他の二人からの質問に答えた。(回答は上下二回に分けて紹介します)

 自民党現職岩井茂樹さん(48)は、「アベノミクス」が問われているとした。その理由について「自民党はGDP(名目国内総生産)六百兆円経済を目指し、一億総活躍社会を実現して内需を拡大していく」と宣言。「今回の選挙は、将来像を国民に提示し、一人一人の意欲を呼び起こし、日本の未来を信じる力を生み出すためにある」と強調した。

 民進党新人平山佐知子さん(45)は、安倍政権・自民党の「一強他弱」が問われると答えた。昨年の安全保障関連法の強行採決などを理由に挙げ「本当の国民の声が届いていないと感じる。政治はすべての国民に等しく平等でなければならない」と指摘。「小さな声、声なき声に耳を傾ける政治を取り戻す選挙だ」と弱者への配慮を前面に訴えていく姿勢を見せた。

 共産党新人の鈴木千佳さん(45)も安全保障関連法の成立過程を問題視し、安倍政治への反対と転換を呼び掛ける。「戦後かつてない市民運動が発展し、野党共闘が前進した」と主張する。「民意に背く『安倍暴走政治』全体(戦争法と憲法改正、アベノミクスと消費税大増税、TTP、原発問題など)にノーの審判を下し、チェンジの意思を示していく」としている。

 選挙で訴えたいことについて、岩井さんは「安倍政権は今まで手のつけられなかった問題に逃げることなく立ち向かっている」と困難な施策にも挑戦する姿勢をアピール。「激変する自然環境、安全保障、エネルギー政策、人口減少に伴う担い手不足などの問題を解決し、どうやって国民の幸せを実現するか。持ち得る経験と知識を総動員して問題解決のために全力を注ぐ覚悟だ」と続けた。

 平山さんは「アナウンサー時代から多くの現場に足を運んで現状を見て、現場の声を聞いてきた。地域で起きている問題の一つ一つに目を背けずに、向き合っていきたい」と現場主義を貫く姿勢を見せる。「額に汗してまじめに働く労働者は、アベノミクスの恩恵を何一つ受けていない。一部の富裕層だけでなく、広く国民にスポットライトの当たる政治を取り戻す」と訴える。

 鈴木さんは「静岡で初めての参院の議席獲得に全力を挙げる」と意欲を見せる。「戦争法を廃止し立憲主義を回復する。改憲はノーだ」とした上で「貧困と格差拡大のアベノミクスをチェンジする。消費税増税は断念し、大企業の優遇税制をやめ応分の負担を求める。社会保障の削減を中止し、認可保育園の増設と保育士の賃上げ、給付制奨学金や最低賃金千五百円を目指す」と意気込む。

 ◇静岡選挙区立候補予定者

岩井 茂樹 48 元経済産業政務官 自現

平山佐知子 45 元キャスター   民新

鈴木 千佳 45 党県常任委員   共新

江頭 俊満 53 幸福実現党員   諸新

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