静岡

立候補予定者ら早くも始動 静岡選挙区

2016年6月2日

 通常国会が一日閉会し、六月二十二日公示、七月十日投開票予定の参院選に向けて、静岡選挙区(改選数二)も事実上の選挙戦に突入した。現職一人、新人三人が立候補する見通し。審判の日に向けて、立候補予定者は早くも始動した。

 立候補予定者の中で唯一の現職である自民党の岩井茂樹さん(48)は一日午前七時から三十分間、ジムのプールで泳いでから登院。委員会と本会議に出席し、正午ごろに国会が閉会すると、引退議員と握手を交わして議場を後にした。

 その後も東京都内にとどまり、引退議員へのあいさつ回りなどをこなした。「中小企業の後継者対策や経済、防災の政策を訴えたい」と選挙戦を見据える。

 各種総会への出席や要望活動など、現職ならではの日程が詰まる中、二日早朝から支援者回りや会合の予定も。「今夜中に地元の沼津に帰りたい」と、早くも選挙戦モードとなっていた。

 民進党新人のフリーアナウンサー平山佐知子さん(45)は終日、静岡市内を回って支援者にあいさつ。昨年末に立候補を表明した時は「自分に何ができるだろう」と考えていたが、「格差社会」に不安を抱えた多くの人の声を聞き、「やるしかない」と覚悟を決めた。

 静岡市駿河区の後援会事務所で記者団の取材に応じ、「消費増税を先送りしている時点でアベノミクスは失敗。延期はなぜ二年半なのか」と安倍晋三首相を批判。「増税した財源でやろうとした社会保障はどうなるか。国民は不安や危機感があるはず」と批判票取り込みに意欲を見せた。

 「アベノミクスは大失敗。大変なのは私たち庶民の暮らしなのに、増税延期の責任を世界経済に押しつけている」。共産党新人の党県委員会常任委員の鈴木千佳さん(45)は一日夕、静岡市葵区呉服町のスクランブル交差点でマイクを握った。

 安倍首相が増税を延期したことについて「自らの失敗を認めていない。無責任な政治はやめていこう。消費税でなく、大企業や富裕層に相応の負担を求めよう」と訴えた。演説後は記者団の取材に「参院選では自民の議席を許さず、安保法制の廃止を掲げて頑張る」と意気込んだ。

 静岡選挙区にはこのほか諸派新人の江頭俊満さん(53)が立候補の意思を表明している。

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