静岡

好評 駅ナカ投票所 県初、修善寺駅に開設  

2016年4月13日

◆伊豆市長選 若者の関心誘えれば

修善寺駅構内に開設した期日前投票所=伊豆市柏久保で

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 便利な「駅ナカ」投票所で若者の投票率向上を−。十七日投開票の伊豆市長選で、市選管は十二日、伊豆箱根鉄道の修善寺駅構内に期日前投票所を開設した。県選管によると、駅での設置は県内初。夏の参院選では選挙権年齢が十八歳に引き下げられるため、市選管は「市長選では投票できないが、若者に投票所を知ってもらう機会になる」と位置付けている。

 修善寺駅の改札を出ると、白い間仕切りで区切った四十平方メートルの投票所が目に入る。投票できるのは十四日までで連日午前八時半から午後八時まで。近くに勤務する女性団体職員(36)は「これまでは市役所まで行く必要があったけど、ランチのついでに投票できてとても楽になった」と話した。

 これまで市選管は、期日前投票所を合併前の旧四町の役場の計四カ所に設けていた。しかし、投票環境の向上を研究する総務省諮問機関の中間報告と、選挙権年齢を十八歳まで引き下げる改正公選法の成立を受け、期日前投票所の新設を検討。市内に大型商業施設はないため、通学などで若者を中心に大勢の市民が利用する修善寺駅に設けることにした。

 伊豆市内でも若年層の低投票率は顕著で、昨年四月の県議選での投票率57・22%に対し、二十代は30・35%。六十代69・09%、七十代72・71%の半分程度にとどまった。

 市選管の担当者は「期日前投票所が使いやすくなったので、若い世代にプラスの影響が出てほしい」と期待。「市内に高校が二校しかなく、多くは市外に通っている。駅に投票所があることは大きい」と話す。

 修善寺駅で降りた知徳高校(長泉町)三年の男子生徒(17)は「通学途中なら投票するかもしれない」と利点を認めつつも、「友達と政治や選挙の話をする機会がないから関心がない。まずは、高校生でも関心が持てるような学校の取り組みが必要だと思う」と指摘した。

 県内の首長選では、十一月に任期満了を迎える沼津市長選から十八歳以上となる。

(山田晃史)

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