石川

3野党「市民と共闘」 柴田氏推薦 一本化で会見

2016年4月13日

政策協議の合意文書調印後、あいさつする柴田未来氏(前列左から3人目)=県地場産業振興センターで

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 参院選石川選挙区で無所属新人、柴田未来氏(45)への推薦を一本化した民進党県連、共産党県委員会、社民党県連の代表者は十二日、金沢市内で記者会見し、「市民と一緒に闘う枠組みができた」と野党共闘を求める市民の声に応えたことを強調した。(福岡範行)

 政策協定書の調印には野党を推す市民らも同席。共産公認で出馬予定だった新人亀田良典氏(67)は柴田氏に花束を渡して激励した。

 柴田氏が昨年十二月、民主(現・民進)や社民の後押しで立候補を表明してから三カ月半。共産は候補統一に向けた協議を呼び掛けてきたが、なかなか実現せず、一本化は難しいとの見方もあった。

 民進県連の近藤和也代表は安全保障関連法に反対する市民の広がりを背景に、「市民団体や支援者から『違いを乗り越えなきゃいけない』との声が高まった」と説明。共闘を土台に無党派層への訴えを強めることも想定し、「マイナスよりプラスが上回った」と語った。

 共産県委員会の秋元邦宏委員長は、二月に国政の野党五党が参院選の連携で一致したことを転機に挙げ、「参院選の共闘が広がれば、市民運動にも広がりが出てくる」と指摘。「五野党の合意内容を前に進めるには候補を降ろした方がいいと判断した」と語った。

 社民県連の盛本芳久代表は安保法の反対を三党で一緒に訴えた経験を振り返り、「政策の重要なポイントで障害はなかった」と野合批判をけん制した。

 安保法反対を訴える十〜三十代の市民グループのメンバーで、野党共闘を求める団体「いしかわ市民連合」の事務局長も務める神林裕一さん(30)=金沢市=は「市民の声が政治を動かした第一歩だと思う。『動けば変わる』という希望が見えた」と一本化を歓迎した。市民連合は今後、柴田氏と選挙での協力を話し合うという。

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