トップ > 長野 > 11月8日の記事一覧 > 記事

ここから本文

長野

農園食堂など破産、3社が手続き開始 かぶちゃん関連

破産手続き開始決定を受けたかぶちゃん農園食堂が経営していた「天龍峡カフェテリア」=飯田市川路で

写真

 加工食品に出資を募る「オーナー制度」などを展開し破産した「ケフィア事業振興会」(東京都)の関連会社で、飯田市川路でレストラン「天龍峡カフェテリア」を経営していた「かぶちゃん農園食堂」など三社が破産手続き開始決定を受けたことが分かった。

 他の二社は、菓子製造販売の「かぶちゃん製菓」(飯田市川路)と、柿のサプリメントを販売していた「ケフィア・サプリメント」(東京都)。決定はかぶちゃん農園食堂とかぶちゃん製菓が一日付、ケフィア・サプリメントが二日付。破産管財人は内田実弁護士。三社とも、すでに破産した「かぶちゃん農園」(同市川路)などと同じ鏑木武弥氏が社長。ケフィア関連会社の破産は計二十七社(うち飯田下伊那地域で十一社)になった。

 かぶちゃん農園食堂は二〇〇九年、かぶちゃん農園など関連会社が集結する一帯にビュッフェ形式のレストランを開業。当初「かぶちゃんカフェテリア」としていた店名を今夏に変更し、十月下旬まで営業していたが、関連会社の相次ぐ破産の影響を免れなかったとみられる。

 広い駐車場やドッグランを備え、名勝・天龍峡にも近いことから、週末には県内外から大型バスの団体など多くの観光客が訪れていた。天龍峡温泉観光協会の竹村公秀会長(75)は「天龍峡エリアで大人数が収容できる唯一の食堂で、天龍峡との相乗効果があっただけに残念」と話した。

 (寺岡葵)

◆かぶちゃん影響 10月倒産、今年最多13件

 帝国データバンク松本支店によると、十月の県内企業の倒産件数(負債一千万円以上)は十三件で、単月では今年最多となった。かぶちゃん農園(飯田市)など、九月三日に破産手続き開始決定を受けたケフィア事業振興会(東京)の関連企業が七件を占め、全体を押し上げた。

 負債総額は四十五億四千三百万円で、今年では二番目に多かった。このうち約二十一億八千万円がかぶちゃん農園で、関連七社の合計は約三十七億円と全体の81%を占めた。

 ケフィアの関連企業は全国に約六十社あるといい、十月末現在で二十四社の倒産が確認された。このうち、県内では九月に二件、十月に七件あった。

 今年上半期(四〜九月)の企業倒産は四十二件で、二〇〇五年以降で最少。ケフィアグループを除くと倒産は前年同月比一件増の六件で、比較的低水準で推移している。

 南信地域のケフィア関連企業の破産で失職した労働者は少なくないが、担当者は「航空宇宙産業など南信の製造業は人手不足で、その解消につながる可能性はあるが、職種が異なり、うまく適合するかは分からない」と話した。

 (渡辺陽太郎)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索