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来年冬に工事着手へ リニア、大鹿・伊那山地トンネル

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 大鹿村リニア連絡協議会が六日夜、村交流センターであった。JR東海は、二〇二七年に開業するリニア中央新幹線が通る村内の伊那山地トンネル青木川工区(約三・六キロ)の工事について説明。開業後に本線から地上に出るための非常口トンネルの掘削に向けたヤード整備などに来年冬にも着手し、工事を本格化させるとした。

 同社によると、工事用車両が通る国道152号八区間の拡幅や改良などの準備工事を十月ごろから開始。非常口トンネルは来夏ごろ、本坑(本線トンネル)は一九年度冬ごろから掘り進める。

 青木川工区からは約六十五万立方メートルの残土が発生すると見込む。残土は、青木川上流にある残土置き場候補地の深ケ沢に埋めるほか、村総合グラウンドの整備などに活用。村外にも運び出すが、処分地は確保できていない。二〇年度冬以降は、一日最大往復千三百五十台の工事用車両が村内を通行する。

 工事説明会はリニア工事着工を前提として開いている。JR東海の古谷佳久担当部長は協議会後、八月末に地元住民を対象にした工事説明会にも触れ「地区の皆さんのご理解はいただけたと思う」と述べた。今月二十一日夜には、全村民を対象にした工事説明会が開かれる。

     ◇   ◇

 工事関係車両が六月から村の主要道の国道152号を避けて通るようになり「商店を使ってもらえなくなった」などの意見が同月の連絡協議会で出たことを受け、村は八月から国道152号における関係車両の試験運行を実施していることを報告。資機材や残土運搬を目的とした大型車を除く通勤車両や商店などを利用する車は、152号を通れるようにしている。今後、沿線自治会などの意見を参考に来月上旬に開く連絡協議会で十一月以降の本運行に向けた方向性を決める。

 工事関係車両の通行を巡っては、一部村民が通勤で使う車も含めて関係車両は迂回(うかい)路を使うことや、九月から廃止した誘導員の再配置を連絡協議会と村に求めている。

 (牧野良実)

 

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