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夏山登山の遭難が過去最多 7〜8月は117件121人

滑落して県警ヘリに収容される遭難者(中)=松本市安曇の明神岳で(県警提供)

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 夏山期間中(七、八月)に県内で発生した山岳遭難件数は百十七件、遭難者は百二十一人で、前年同期から十六件、十三人それぞれ増え、ともに統計を取り始めた一九五四(昭和二十九)年以降で最多となったことが県警山岳安全対策課のまとめで分かった。これまでの最多は二〇一二年(百十七件、百十八人)で、同課は「好天が続き、登山者数が多かったことが要因」と分析している。

 遭難者のうち、死者は十四人(前年同期比三人減)、行方不明者四人(同比三人増)、負傷者五十九人(同比二人増)。死者の64%が六十代以上で、遭難者全体でも50%が六十代以上だった。

 遭難原因は滑落や転落、転倒が六十七件で全体の57・7%と最多。病気や疲労、凍死・凍傷は27・3%で同比5・5ポイント増えており、県警担当者は「気温の高い日が多く、疲労や体調不良などによる遭難が増えている」と警鐘を鳴らす。

 遭難件数の約七割が北アルプスで発生しており、特に後立山連峰は前年十八件から三十三件と倍近く増加した。県警ヘリの出動は七十四件(同比十一件増)で、救助活動には警察官七百人のほか、消防など延べ千百十六人が関わった。

 同課の担当者は「自分の体力や技量を見極めることが大切。しっかりと事前準備をした上で、早朝の涼しい時間帯から登り始め、水分や休憩を小まめに取ってほしい」と呼び掛けている。

 (安永陽祐)

 

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