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原発事故怒り、独演 松本、中村敦夫さん朗読劇

朗読劇「線量計が鳴る」で独白する中村さん=松本市深志のまつもと市民芸術館で

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 俳優の中村敦夫さんによる朗読劇「線量計が鳴る」が二日、松本市深志のまつもと市民芸術館で開かれた。

 中村さん演じる福島県双葉町出身の老人の悲しみと怒りの物語で、原発の稼働に対する問題提起もなされた。中村さん自身が台本を手掛けた一人芝居。

 線量計を模した、ピーと音が鳴る機械を鳴らしながら登場。二〇一一年三月の東京電力福島第一原発事故で全てを失った老人の半生を語り、続いて同事故の実態として、被災し避難している人に対する心無い言葉や偏見について独白した。

 中村さん自身がチェルノブイリを訪れ、石棺に覆われた同原発を視察した体験をもとに、主人公の同原発視察体験を話したり、発電方法別の発電量と電力使用量の関係を表したグラフを場内のスクリーンに提示し、原発の必要性について疑問を呈したりもした。

 中村さんは「事故後、表現者としてできることは何かと考えた時に、書くことができると思った。この一人芝居で原発に対する義憤を表現した」と話した。

 (北村祥之)

 

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