トップ > 長野 > 8月29日の記事一覧 > 記事

ここから本文

長野

色覚障害に安心チョーク 塩尻の全小中校に導入

塩尻市教委が全面導入を決めた色覚対応チョーク=塩尻市の吉田小で

写真

 塩尻市教育委員会は、赤や緑など色の違いが分かりにくい色覚障害がある子どもらに対応するため、色を識別しやすい「色覚対応チョーク」を、市内の小中学校全十五校に導入する。市教委によると、色覚対応チョークを自治体単位で全面導入するのは県内では珍しい。

 準備が整った小中学校十一校は二学期から使用を始めている。残りの四校も順次切り替える。

 同市では毎年、小学四年生を対象に任意で色覚検査を実施しているが、各クラスに平均一人は色覚障害が疑われる児童がいるという。このため、色弱者にも見分けやすい色づかいをする「カラーユニバーサルデザイン」の観点から、色覚対応チョークの導入を決めた。

 チョークを製造販売する日本理化学工業(川崎市)によると、同社の場合、色覚対応チョークは一般のチョークと材料は同じだが、顔料の配合を変えて色の明度や彩度に差をつけ、色の識別がしやすくなるようにしている。色は朱赤、黄、青、緑があり、価格は一般のチョークと変わらない。

 吉田小学校では、二学期初日の二十八日から使用を始めた。五年一組の担任の田中正幸教諭(47)は「違和感なく使え、問題ないと感じた。子どもたちにとって見やすいのならば良いことなので、使っていきたい」と話す。

 同校の斉藤有華養護教諭(44)は「見えにくい色があるという特性を持つ子どもが、負担無く授業を受けられるようになるので、他の学校にも広がってほしい」と期待した。

 (一ノ瀬千広)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索