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大鹿と下條両保存会がこども歌舞伎 飯田で地芝居

堂々とした演技を披露した下條村こども歌舞伎教室の児童ら=飯田市高羽町の飯田文化会館で

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 大鹿歌舞伎保存会と下條歌舞伎保存会の地芝居が一堂に見ることができる「大鹿・下條 歌舞伎の競演」(中日新聞社など後援)が二十六日、飯田市高羽町の飯田文化会館で開かれ、約八百人の観客が伝統的な地芝居に見入っていた。

 地芝居公演を通じて伝統芸能を身近に感じてもらい、次世代につなげていこうと同会館の実行委員会が主催。地芝居の公演は二〇一六年に続いて二回目で、今回は歌舞伎ソムリエのおくだ健太郎さんが解説を担当するイヤホンガイドも導入した。

 下條歌舞伎保存会は、武将明智光秀の家庭が舞台の「絵本太功記十段目 尼ケ崎の段」を披露。光秀が織田信長を殺害したことによって家庭が崩れていく悲劇を情感たっぷりに演じた。

お舟が義峰に一目ぼれする場面を演じる大鹿歌舞伎保存会の人たち=飯田市高羽町の飯田文化会館で

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 大鹿歌舞伎保存会の演目は「神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし) 頓兵衛住家(とんべえすみか)の段」。渡し守の頓兵衛の娘お舟が、敵側の新田義峰に一目ぼれしてしまい、父に刀を向けられてでも義峰を助けようとするお舟の切ない恋模様を熱演した。

 今年は下條村こども歌舞伎教室の児童ら十人も出演し「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ) 稲瀬川勢揃いの場」、通称「白浪五人男」を演じた。この日のために練習を重ねた児童らの力強い熱演に、観客からは温かい拍手やおひねりが飛び交った。

 浜井場小四年の長尾榊(さき)さん(10)は「歌舞伎を直接見たのは初めて。見得(みえ)を切るところがヒーローみたいでかっこ良かった」と話した。

 (寺岡葵)

 

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