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県や警察、対応追われる 群馬県防災ヘリ墜落事故

 九人が乗った群馬県の防災ヘリ「はるな」が十日、長野県境近くの群馬県中之条町の山中に墜落した事故で、長野県側でも県や県警などが情報収集や捜索活動の支援に追われた。現場は雄大な自然が楽しめる景勝地としても知られ、周辺の関係者からは突然の悲劇を嘆く声が上がった。

 はるなは午前十時ごろに通信が途絶えた後、群馬県側で捜索活動が始まった。長野県では、事故発生後から危機管理部が情報収集などを進め、県庁内にある部屋には担当者らが慌ただしく出入りした。

 県によると、午後二時四十五分ごろに消防庁から支援要請があり、東京都や埼玉県などから出動したヘリの活動を地上で調整する要員として、職員三人を前橋市の群馬県消防防災航空隊基地に派遣した。県消防防災ヘリは職員を乗せて基地に下ろすと、県営松本空港に戻った。

 消防では、管内が群馬県に接する岳南広域、岳北の両消防本部が、昼すぎに隊員計十三人を派遣。ヘリを使った活動が難しくなった夜間に入ってからは、群馬県側の消防隊員とともに徒歩で現場確認に向かった。

 県警もヘリを出動させ、現場上空で支援要請に備えたが、天候の悪化により夕方までに引き揚げた。陸上自衛隊松本駐屯地も隊員を派遣した。

 一方、県境にある山ノ内町平穏のホテル「横手山頂ヒュッテ」を経営する高相則子さん(41)は「昨年三月に起きた県の消防防災ヘリの事故が頭をよぎった。楽しいはずの山で、犠牲者を出すような事故が起きるのはつらい」と語った。

 (我那覇圭、高橋信、城石愛麻)

 

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