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乗り換えと交流を両立 県駅周辺デザイン会議

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 飯田市が整備するリニア県駅周辺の基本設計を練る有識者らのデザイン会議は十一日、市役所での第三回会合を開いた。前回までの会合で委員から出された意見などを踏まえ、事務局が平面計画案の概要を提示し、再び意見を聞いた。

 案によると、基本設計のテーマは「結いの広場」。乗り換えと交流機能を両立させ、伊那谷を感じられる空間を目指す。整備区域(約六・五ヘクタール)の中心にコンコースや高架下スペースを囲んだ南北一体の空間を造り、人々が交流できるようにする。南北両側に設ける計画だった交通広場や立体駐車場は、北側のみに。改札から雨にぬれる心配や段差もなく、移動しながら信州に関する情報を得られ、買い物や体験もできる歩行者動線を確保するとした。

 交通広場はロータリーとしてバスと自家用車、タクシーの動線を分離。待機場やレンタカー、カーシェアスペースも備える。また南側にはコンコースとバス待ちの空間を備えた魅力発信施設を整備。市民ワークショップ(WS)の意見も参考に、情報や飯田ならではの体験を提供するという。

 委員からは「(南北)両出口でバスが出ると客は迷い、北側一カ所に誘導することはありがたい」「駐車場なども含め全体が魅力発信にならないといけない」「WSでも飯田の歴史や文化まで議論し、深い理念がありかつ挑戦的な意見を上げてもらえたら」「駐車場の利用料や運営者を考えたり、駅前でビジネスをしたい民間の発言を取り込む時期にも来ている」などの意見が出た。

 また前回の会合で委員からこれまでの案より交通広場が遠くなり、二次交通のアクセスが悪くなるのではないかとの懸念を踏まえ、事務局は、バスなどとの乗り換え距離の試算も報告。改札から一般車乗り場(北口)までの距離は百三十メートル、バス乗り場(同)までは百八十メートルとなるとして、担当者は「北陸新幹線の長野や飯山駅、松本駅との比較しても同程度か短くなる」と説明した。

 (伊勢村優樹)

 

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