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リニア残土埋め立て地に温泉施設や畑 下條村が素案

残土埋め立て地の後利用について、下條村が出した素案

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 リニア中央新幹線のトンネル掘削に伴い発生する残土受け入れをめぐり下條村は十五日夜、村民センターで村リニア残土処理地計画特別委員会の初会合を開き、同村睦沢火沢地区に計画している残土埋め立て地の後利用について店舗や公園、景観など四つのゾーンを整備する素案を示した。今後、素案を基に三回ほど特別委を開き、二〇一九年三月末までに成案をJR東海に示す。

 村は、飯田市内のトンネル掘削で発生する残土約百万立方メートルを受け入れる予定。残土は、同村睦沢の道の駅「信濃路下條」の北東に位置する民有地約九・六ヘクタールを埋め立てる計画。

 素案によると「郷土」「憩い」「環境」の三テーマを掲げ、地域の特性を生かした店舗や温泉施設が入った「道の駅ゾーン」、芝のラグビー場やサッカーコートを備える「総合運動公園ゾーン」、花や草木で彩る「花いっぱい景観ゾーン」、畑などが整備された「田舎暮らし体験ゾーン」で構成する。予定地は飯田市境で、村への玄関口でもある。村は地域の魅力をつなぎ、発信する新たな拠点として活用したい考え。

 委員からは「若者が流出しないようなアイデアを取り入れたい」「全国の成功事例なども参考にしてこの地域を故郷と感じ、住んでもらえるような場所にしたい」などの意見があった。

 地権者との用地交渉についても、遅くとも一九年三月までに終わらせるとしている。残土は、中央自動車道や三遠南信自動車道、国道151号を使って運搬するが、運搬時期は未定という。

 金田憲治村長は「二〇年度から村の総合計画が始まる。埋めて利用するだけでなく、長期計画の一つの核ということを念頭に置いて検討を進めたい」。委員長に選ばれた村議会の村松積(つもる)議長(75)は「多くの意見が出てよかった。若い人や女性の考えも聞き、村の独自性が出るような提案をしたい」と話した。

 (牧野良実、寺岡葵)

 

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