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成政らに扮し開通盛り上げ アルペンルート

佐々成政(中)と建部兵庫(左)を演じる武将隊メンバーら。背を向けてひざまずく早百合姫役(右)が2人の無事を祈る=大町市のJR信濃大町駅前で

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 北アルプスを貫いて長野、富山の両県を結ぶ立山黒部アルペンルートの開通式が十五日、大町市のJR信濃大町駅前であった。厳冬の北アを越えたとの伝承「さらさら越え」で知られる戦国時代の富山城主・佐々成政らに扮(ふん)した三人の武将隊が演舞を披露し、ルートの魅力をPRした。

 成政は天正年間の一五八五年一月頃、浜松城主の徳川家康を訪問し、羽柴秀吉への抗戦を呼び掛けた。敵地を迂回(うかい)するため往路で北アを越えたと伝わる。

 「佐々成政おもてなし武将隊」による演舞は、伝承を観光PRに生かそうと大町市などが昨年に初めて実施した。歴史ファンや日本文化に関心のある外国人らの誘客に一定の効果があると判断し、衣装を新調して続けることを決めた。「雪の大谷」がある室堂(富山県立山町)で五月二十一〜二十五日、黒部ダム(同)で五月二十八〜六月一日に上演される。

 開通式で、劇団員の武将隊メンバー三人は、成政と家臣の建部兵庫が山中で吹雪や落雷に遭い、富山に残った側室の早百合姫の祈りでハトが現れ、二人を大町に導いたとの物語を豊かな表現力で演じた。

 牛越徹市長はあいさつで、二〇二〇年に第二回北アルプス国際芸術祭を開く計画に触れ「芸術祭に来た人がアルペンルートも訪れるような取り組みをしていきたい」と語った。

 (林啓太)

 

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