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安曇野のハクチョウ100羽増

ハクチョウにカメラを向ける人たち=安曇野市豊科の犀川白鳥湖で

写真

 シベリアから飛来して安曇野市豊科の犀川白鳥湖と同市明科の御宝田(ごほうでん)遊水池で越冬しているハクチョウが、十四日現在で七百九十羽になった。昨年の最多より百羽ほど多い。日本海側の大雪の影響らしい。好天に恵まれたこの日は、早朝から県内外から大勢のファンが訪れ、ハクチョウの優美な姿をカメラに収めていた。 

 安曇野へのハクチョウ飛来は一九八四年以来、三十四年目。日本野鳥の会副会長で、飛来数をカウントしているアルプス白鳥の会の事務局を務める会田仁さん(68)は、飛来数が増えた原因について「今年は大雪で、新潟や山形などでハクチョウが餌を食べられないからではないか」と話す。

 ハクチョウの脚の長さは二十二センチほどで三十センチ以上の積雪があると、田んぼに降り立っても餌を食べられない。日本海側が豪雪に見舞われた二〇〇五年も同様で、安曇野には二千四百羽近くが飛来したという。

 この日は朝から青空が広がり、白鳥湖には平日にもかかわらず四十人近くが訪れた。気温は昼時点でも一度前後だったが、我慢強く大型の望遠レンズでシャッターチャンスを狙っていた。

 長野市から来たという高橋孝一さん(66)は「午前四時に自宅を出てきた。朝夕の陽光に輝く水面(みなも)とハクチョウ、飛び立つ姿や着水する姿などを狙います。感動する一枚が難しい」と、カメラを構え直した。

 白鳥湖から数百メートル西の田んぼはハクチョウたちの餌場。この日も約百八十羽が集まった。会田さんは「落ち穂を食べている。人が餌を与えるのではなく、あれが自然の姿。今日は十羽ほど帰ったようで、北帰行宣言(昨年は二月七日)も近いかも」と話していた。 

 (野口宏)

 

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