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いよいよ…御神渡りの兆候出現 下諏訪側で氷が隆起

結氷した湖面に発生した亀裂。氷のせり上がりも見られる=下諏訪町赤砂崎の諏訪湖畔で

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 全面結氷した諏訪湖で、張り詰めた氷が割れて筋状にせり上がる「御神渡(おみわた)り」の兆候が現れ始めた。亀裂を近くで見ることができる下諏訪町赤砂崎の湖畔には三十日、見物客が続々と訪れ、一足早く神秘的な光景を楽しんでいた。

 赤砂崎沖には二本の亀裂が走り、湖岸寄りの一本は、岸辺からも氷のせり上がりがはっきりと確認できた。見物に訪れた群馬県伊勢崎市の会社員前田芳樹さん(47)は「ずっとこの目で見たいと思っていた。いろいろな自然現象が重ならないとこうにはならない。感動しますね」と満足げ。写真撮影が趣味という塩尻市の会社員吉田紗子さん(25)は「もっとすごいのが見たいので通いたい」と期待しながらシャッターを切っていた。

 御神渡りは、男神が湖を渡って女神に会いに行った道筋と伝えられ、下諏訪町側の亀裂は、男神が岸に上がった終点「上座(あがりまし)」になる可能性がある。一方、男神が湖に下り立った始点「下座(くだりまし)」は諏訪市側になるが、有力な亀裂は三十日朝時点で見つかっていない。

 同市豊田の舟渡川河口付近ではこの日、八剣神社の関係者が、岸辺から沖に向かって三十メートルほど氷上を歩き湖面の様子を確認した。

 氷の厚さは七センチ。宮坂清宮司は「しっかりとした氷が張り始めた。この状態が続いて再び寒波がくれば、氷が盛り上がった筋ができる。これからが本当の観察」と気を引き締めた。

 (中沢稔之)

 

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