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電力ピーク時、節電協力を 冬の省エネへ県が予報

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 県は今月から、電力需要が特に高まると予想される日と時間帯を事前に公表し、ピーク時の節電を呼び掛ける取り組みを始めた。冬の節電を進める「冬の信州省エネ大作戦」の一環で、家庭で暖房を早めにつけるなどの簡単な対応で電力消費のピークをずらすことができる。担当者は「無理のない範囲で協力してほしい」と呼び掛けている。

 省エネ大作戦は二〇一一年三月の東京電力福島第一原発事故をきっかけに、夏と冬に実施されている。電力使用のピークを下げる「ピークシフト」が目標で、余分な火力発電所を稼働させる必要がなくなり、電力コストや二酸化炭素(CO2)排出の削減につながる。一〇年度に県内の電力使用量が最大となった冬の二百九十七万キロワットと夏の二百九十三万キロワットを基準に抑制を目指している。

 夏は当初から順調に目標を達成し、昨年夏は一〇年度に比べて10・2%削減したが、冬は思うように節電が進んでいない。一二年度の冬は一〇年度比マイナス7・2%を達成したが、一五年度はプラス5・7%に戻るなど、昨年度まで四年連続で目標のマイナス5%を達成できなかった。

 厳しい冷え込みの日の午前中に電力消費が跳ね上がる傾向がある。県は、寒さが想定される前に「電力ピーク発生予報」を発表して工場やビル、家庭などに電気を使う時間をピークからずらすよう呼び掛ける。

 次にピークが予想されるのは十五日の午前九〜十一時で、暖房や工場の機械はそれより前に起動し、家庭の洗濯機などはできれば午後に使うのが効果的という。県環境エネルギー課の古川浩課長は「生活に支障なく快適な暮らしの中で、年に数回だけピークシフトを意識してほしい」と話す。

 (今井智文)

 

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