トップ > 長野 > 1月11日の記事一覧 > 記事

ここから本文

長野

「バックカントリー」の山岳遭難が増加

 県警山岳安全対策課は、昨年一年間に県内で起きた山岳遭難の発生状況をまとめ、発表した。遭難件数は前年より二十件増の二百九十二件、遭難者数は二十四人増の三百二十七人で、統計を取り始めた一九五四(昭和二十九)年以降、二〇一三年(三百件、三百二十八人)に次いで二番目に多かった。

 同課は「(雪山などスキー場外をスキーやスノーボードで滑走する)バックカントリーの遭難が増加している」と増加要因を分析する。バックカントリーでの遭難は昨年、三十件で前年から四・三倍に急増。遭難者数も四十四人で、三・一倍増えた。昨年十二月三十一日にも北アルプス・白馬乗鞍岳に入山した三十四〜四十二歳の男女三人が道に迷い、翌日に県警ヘリで救助された。

 全体の遭難者のうち、死者は前年より十七人多い六十人、行方不明者は三人だった。死因の最多は転落・滑落の二十七人で、病死の十三人が続いた。病死は前年から四・三倍増加。同課は「ゆとりを持った行動計画を立て、体調管理に気を付けて」と呼び掛ける。

 年末年始の昨年十二月二十九日〜一月三日に県内で起きた山岳遭難は前年同期より六件少ない三件で、過去五年間で最も少なかった。遭難者は六人で死者はいなかった。今期は積雪が多く、同課は、登山客らが途中で引き返すなど、尾根に登る人が少なかったことが要因とみている。

 (斉藤和音)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索