トップ > 長野 > 12月8日の記事一覧 > 記事

ここから本文

長野

「ハウスワイン特区」申請へ 安曇野市、大町市、池田町

日本ワインコンクール2017で銀賞を受賞した、大町産のブドウを使ったワイン=大町市内で

写真

 北アルプス山麓を県内有数のワインバレーに−。安曇野市と大町市、池田町は来年一月にも、民宿などが自家製のワインを客に提供できる「ハウスワイン特区」を国に合同で申請する。ぶどう酒の醸造を主な目的とした申請は県内で初めて。地場のワインを地域おこしの核の一つとし、観光や農業の活性化などにつなげる狙いだ。

 三市町がワインに着目するのは、気温の上昇などの影響で、北ア山麓で良質のワイン用ブドウが栽培できるようになったため。今年の日本ワインコンクールでは、大町産のブドウを使ったワインが銀賞を受賞した。

 国内で良質なブドウを栽培できる場所は限られる一方、ワインの市場は拡大傾向にある。関係者には、醸造が盛んになれば農地の利用が促され、ブドウ畑の景観などが観光資源になるという期待もある。

 ハウスワイン特区では自家で消費することを条件に、ワインの醸造の最低量が撤廃される。一般の住宅に有料で客を泊める「民泊」でも提供できる。小規模な宿泊業者が、個性をPRする手段として注目を浴びそうだ。

 三市町は「ワイン特区」も同時に申請する。認められれば、醸造の免許の条件である年間の最低の醸造量が、六千リットルから二千リットルに引き下げられる。

 大町市農林水産課の担当者は「日本のワインへの関心は世界で高まっている。外国人の観光客の誘致にもつなげたい」と話す。

 県内の農家らの有志でつくる「ハウスワインツーリズム研究会」(事務局・大町市)の中村智恵美会長(58)は「三市町が合同で情報を発信することで、北アルプス山麓のワインのブランド力が高まればいい」と期待した。

 民宿などが自家で醸造した果実酒を提供する特区は、松川町がりんご酒を主に提供する目的で申請し、昨年三月に認められている。

 (林啓太)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索