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鹿島神社の絵馬公開 大桑の旅館跡、江戸から昭和の90枚

江戸時代前期に描かれた絵馬について説明する高樋さん=大桑村須原で

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 大桑村須原の旅館「住吉屋」跡地の空き家(西尾酒造横)で十一日から二日間、江戸前期から昭和初期に描かれた絵馬九十枚が公開される。

 老朽化による建て替え工事が進められている鹿島神社拝殿に保存されていた。地元有志でつくる拝殿建設実行委員会と神社総代会が企画した。

 今回公開される最も古い絵馬は、一六七六(延宝四)年に同神社に奉納されたとされる四枚。武将の鬼退治や、将軍が家来を率いて富士山の麓でウサギやシカを狩る様子などを描いたもので、いずれも保存状態は良く、赤や金などの色合いをしっかりと残している。

 九十枚の絵馬の多くが木曽地域の絵師による作品。伊勢神宮の式年遷宮に使う御神木の山出しや、鹿島神社での祭りを題材にしたものなど地元にまつわる作品もある。大きさは大小さまざま。大きなものでは横二百二十センチ、縦百八十センチをいっぱいに使って合戦の様子を描いている。

 公開は両日とも午前十時から午後五時まで。入場無料。中心になって準備に取り組んできた元氏子総代長の高樋悟さん(74)は「これだけ多くの絵馬を一度にみることはなかなかない。それぞれの時代の文化や雰囲気を残す作品をぜひ見にきて」と話している。

 地元の言い伝えによると、同神社は七六八年に建立。火事により一六七五(延宝三)年に本殿や拝殿が建て替えられたとされ、拝殿の建て替えは当時以来。工事は今月四日に始まり、新たな拝殿の落成は来年六月を予定している。

 (酒井大二郎)

 

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