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木曽産ヒノキでリアルに 御嶽海関の彫像販売へ

12日から販売が始まるヒノキ製の御嶽海関の彫像を手に持つ加藤さん=木曽町の漆器店よし彦で

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 大相撲九州場所が開幕する十二日から、上松町出身の東関脇御嶽海(みたけうみ)関(本名・大道久司、出羽海部屋)のヒノキで作った彫像の販売がインターネットなどで始まる。同町の樹脂切削加工会社「今泉製作所木曽工場」が手掛け、3Dスキャナーを使って計測した本人の立体データを基に、木曽産のヒノキの角材を工作機械で削りだした。

 御嶽海関の彫像は台座部分を含めて高さ二十三センチ。大銀杏(おおいちょう)を結い、御嶽山が描かれた化粧まわしを締めた御嶽海関が仁王立ちしている。筋肉の隆起や化粧まわしのかざり部分など、細部の質感までリアルに表現されているのが特徴だ。

 彫像作りは、同社の若手技術者らによる新たな取り組みの一環として昨夏から準備が始まった。昨年九月に東京の同部屋で御嶽海関の立体データを計測し、一月には通常のまげに練習用のまわしを締めた姿の試作品を仕上げた。

 その後、同社の技術者の木村智幸さん(29)らが、専用のパソコンソフトを使って立体データを編集。一体分の加工に約二十時間を要する彫像の試作品作りを何度も繰り返し、四月に販売用モデルが完成した。

 当初は、御嶽海関の父・大道春男さんを通じて五月ごろからの販売を目指していたが、日本相撲協会を通じた販売ライセンスの取得が難航。販売窓口を新たに模索する中、木曽町の老舗漆器店「よし彦」の加藤真和店主が「木曽出身のスターを応援したい」と手を挙げ、十一月初旬に同協会との契約を結び、販売開始にこぎ着けた。

 十体の限定販売で、御嶽海関の直筆サインとシリアルナンバーが入り、一体の価格は四十五万円(税抜き、桐箱付き)。よし彦の店頭またはインターネットサイト「うるしドットコムよし彦」から申し込む。受注生産で、受け取りは申し込みから約一カ月かかる。

 上松町は彫像をふるさと納税の返礼品として登録する準備を進めており、集まったお金の使途を町のスポーツ振興費とすることも検討している。

 (酒井大二郎)

 

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