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スマホで品切れ把握 山形村の農産物直売所で実験

スマートフォンのアプリで直売所の売り場の画像を確認する大月さん=山形村で

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 山形村のJA松本ハイランドの農産物直売所「ファーマーズガーデンやまがた」で十三日から、直売所に出荷する生産者が、スマートフォンのアプリで売り場の状況をリアルタイムに確認できるサービスの実証実験が始まる。出荷作業の効率化と直売所の売り上げ増につなげようと、同JAと東京のITサービス大手「日本ユニシス」が協力して実施。同社の人工知能(AI)技術を活用し、直売所と生産者を支援する全国的にも珍しい取り組みだ。

 サービスの名称は「つながるファーマーズ」。実験期間は来年三月三十一日まで。

 「ファーマーズガーデンやまがた」は、地元の生産者が出荷する新鮮野菜と果物が売りで、旬の商品は午前中に売り切れることが多い。商品が品薄になると、直売所の従業員が生産者へ追加の出荷をメールで依頼するが、生産者は農作業中で対応することが難しく、品切れになることがあるという。

 こうした事態を防ごうと、実証実験では店内の天井に五台のカメラを設置。各売り場を上から撮影し、同社のAI技術を使って客の画像だけを消去。売り場の画像だけを生産者のスマホで見られるようにする。生産者はその画像をスマホで確認。品薄の商品が一目で分かり、適量を追加できるため、出荷作業の効率化や生産者の意欲向上、直売所の集客力向上などが期待される。

 直売所に出荷しているのは、地元農家六百六十人。生産者部会の大月世志光部会長(62)は「売り場の状況が一目で分かるので非常に便利。これから、品切れになりやすい野沢菜の季節なので、活用したい」と話した。

 (中津芳子)

 

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