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教員の過勤83時間 県教組調査

 県教組は一日、県内の公立小中学校や特別支援学校で働く教員の組合員を対象にした勤務実態調査の結果を公表した。本年度は一カ月の超過勤務時間が平均八十三時間二十分で、前年度から一時間八分増えた。厚生労働省が定める過労死危険ラインの八十時間を二年連続で上回った。

 平日は六月十九〜二十三日の五日間、休日は四〜六月の勤務実態を調べ、組合員のうち二千六百九十二人から回答があった。

 自宅に持ち帰ってする仕事を含め、超過勤務時間は一週間当たり二十時間五十分で、休日出勤は三カ月間に三・六日あった。一日の休憩時間は平均七分三十二秒だったという。

 授業の準備や成績の事務処理、会議などに追われ、中でも中学教員の超過勤務は平均百時間二十四分だった。「部活の指導をしていると午後九、十時まで残らざるを得ない」「会計や給食など教育以外に時間が取られる」との声が寄せられた。

 県教委は三年前、本年度までに時間外労働を30%削減する目標を立てたが、5・6%にとどまった。休憩時間を対象としないなど、県教組の調査とは異なる。県教組では、この三年間で超過勤務はむしろ増えているといい、高木義隆委員長は「現場は限界で、行き届いた教育ができなくなる」と改善を訴えた。

 (渡辺陽太郎)

 

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