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「息子救えず悔しい」 信州名鉄運輸提訴、過労自殺男性の父

 信州名鉄運輸(松本市)に勤務していた男性社員=当時(28)=が自殺したのは長時間労働とパワハラが原因として、遺族が会社側に七千七百八十四万円を求めた損害賠償訴訟。長野市で会見した男性の父親(61)は「ブラック体質の企業を容認できない社会にしていきたい」と提訴への思いを語った。

 父親と弁護人によると、安曇野市で両親と同居していた男性は二〇一三年春、長野支店に異動し、長野市に引っ越した。異動後は生活が一変し、父親が月二回、日曜日に男性のアパートを訪ねると、いつも死んだように眠っていた。男性が「いつものように休みがキャンセルされた」と母親にメールを送ったこともあった。父親は「息子は過酷な労働を強いられていた。助けてあげられなかったことが一番悔しい」と声を詰まらせ「二十八年の人生を自ら閉じなければならなかったつらさ、苦しさ、悔しさを思えば、このまま泣き寝入りすることなど到底できるわけもない」と語った。

 (斉藤和音)

 

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