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悔しさ我慢、チーム支える 松商学園マネジャー伴場さん

「スタンドから見るより広く感じて雰囲気も違った」と、甲子園のグラウンドに立った感想を話す伴場さん=大阪市内で

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 兵庫県西宮市の甲子園球場で開かれている第九十九回全国高校野球選手権大会で、十七年ぶりに初戦を突破した県代表の松商学園(松本市)。この夏、野球部員の伴場洋紀さん(三年)はチームのマネジャーとして甲子園の土を踏んだ。

 伴場さんは七月、マネジャーになったばかり。部員が百人を超す野球部で、最後の夏のベンチ入りを目指し練習を重ねていた。打撃の調子も上がり、一番上のAチームに昇格。強豪校との練習試合で本塁打を打つなど活躍した。だが、メンバー発表の日、足立修監督からマネジャー転向を打診された。

 「絶対につかみたかった最後のチャンス。全力で取り組んできた分、悔しかった」。それでも「甲子園に行くために、メンバーを外れた三年生の気持ちを選手に伝え、チームをひとつにしてほしい」との監督の熱い思いが理解できた。裏方としてチームを支える覚悟を決めた。

 役割は多岐にわたる。練習中の補助に始まり、要望があれば選手の打撃フォームなども見る。試合中は、スコアを付けながら相手投手の球種や配球の傾向を読み、打者にアドバイスするのも重要な役目になる。

 選手に聞かれたら、すぐ答えられるよう、翌日の予定や監督の指示も全て頭にたたき込む。「大変だけど、仲間に頼られるとうれしい」と笑顔を見せる。

 大会の期間中は選手が中心の練習メニューになり、ベンチ入りできなかった他の三年生部員が選手のサポートに回ることもある。「悔しい気持ちが分かる分、サポートをお願いする時は、相手の気持ちを考えるようにしている」と常に仲間への気遣いを忘れない。

 足立監督は、そんな伴場さんの活躍ぶりに「仕事が分からないこともある中で、チームのために一生懸命にやってくれていた」と目を細める。

 二回戦の相手は、今春の選抜大会で8強入りした盛岡大付(岩手)。「もう一度気持ちを引き締めて、選手が自分たちの野球ができるようにサポートしていきたい」。また甲子園で校歌を歌えるよう、全力を尽くすことを誓った。

 (水田百合子)

 

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