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リニア「天竜川橋梁」実験を公開 JR東海、模型使い安全性確認

公開された天竜川橋梁の水理模型実験=茨城県で

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 JR東海は二十七日、リニア中央新幹線で飯田市と喬木村にまたがって新設する天竜川橋梁(きょうりょう)の影響を調べる水理模型実験を、茨城県の建設コンサルタント「パシフィックコンサルタンツ」つくば技術研究センターで報道や県などの関係者に公開した。実験は終わり、橋梁の設置前後で水の流れに大きな変化はないため、「問題はない」と結論付けた。

 橋梁設計の検討に当たって、水流への影響や、増水時に橋脚付近の地盤が掘られる現象「洗掘(せんくつ)」の発生状況を確認するのが狙い。実験は六十分の一の模型を使い、一年に一回程度の洪水(毎秒千二百七十トン)と百年に一回程度の洪水(同四千二百トン)を想定し、昨秋から続けてきた。

 この日は、この一部を公開。川底の状態もほとんど変化は見られず、橋脚の安全性も確認できた。JR東海の担当者は「これまでの実験で流木を模した物を流して影響がないことも確認しており、その上で問題ないと判断した」と強調。今後詳細な設計を進めるが、従来の計画に変更は必要ないとした。

 また担当者によると、沿線で同様の実験をしたのは同所だけ。橋梁が川に対して斜めに横断することや、天竜川が急流河川であることから、周辺一帯の川の流れや河床の変動が大きく、河川管理者と話し合って実験が必要だと判断したという。

 橋梁は長さ五一四・八メートル。橋脚の高さは二五メートル。橋はコンクリート製の防音壁で覆い、リニアの車体が外から見えるような工夫をする予定。

 (伊勢村優樹)

 

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