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奈佐の浜に無数の微小プラ 千葉・四日市大教授ら調査

奈佐の浜で見つかったマイクロプラスチックごみ=鳥羽市の答志島で

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 伊勢湾に流出するごみの多くが漂着することで知られる鳥羽市の離島・答志島にある奈佐の浜で七日、細かく砕けるなどして回収が困難になった「マイクロプラスチックごみ」の調査があった。多様なマイクロプラごみが目視でも確認され、調査した四日市大の千葉賢教授(沿岸海洋環境学)はプラスチックごみの適正な処理を呼び掛けた。

 マイクロプラは、直径五ミリ以下の小さなプラスチック。熱や日光、波などで砕けたごみで、小さくなっても分解しない。環境中の化学物質を吸着する性質もあり、海の生き物がえさと間違えて食べてしまうことで、生態系への影響が心配される。

 伊勢湾には年間一万二千トンのごみが流出し、多くが海流などで奈佐の浜に流れ着くとされる。清掃活動などが実施されているが、マイクロプラごみの状況についての本格的な調査は実施されていなかった。今回は、千葉教授と学生が浜の十一カ所で、五十センチ四方の地点を対象に、それぞれ深さ五センチまでの表層部分の状況を調べた。

 大きめのごみがたまりやすい浜の西側の地点では、目視で一〜五ミリに砕けたマイクロプラごみが無数に確認できた。千葉教授は「すごい量で、分析には時間がかかるだろう」と話した。海岸に漂着したプラスチックごみは、暴風雨などで再び海に戻り、さらに細かく砕かれてしまう恐れがあり、ペットボトルやビニール袋などマイクロプラ化する前に拾う必要があるという。

 (梅田歳晴)

 

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