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運転手の異変に非常停止ボタン 伊賀・ミヤマが新型バス導入

客席天井部の非常停止ボタンを押す中井課長=伊賀市長田で

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 伊賀市のバス会社「ミヤマトータルイノベーション」(ミヤマ)が、運転手の異変時、乗客がボタンを押して非常停止させることができる新型の観光バス一台を導入した。昨年十一月、紀北町の紀勢道でバス運転手が意識を失い、乗客がトンネル内で停止させた事故を受け、三山悦史(よしひさ)社長(72)が「乗客の安全性を担保したい」と取り入れた。

 製造した三重いすゞ自動車(津市)によると、こうした大型観光バスの導入は県内初めて。

 十一日に車両が引き渡され、試運転した。非常停止ボタンは、運転席の脇と客席一列目の天井部二カ所の計三カ所。運転中に押すと、自動的にブレーキがかかり緊急停止し、後続車に分かるよう警報音が鳴り、ハザードランプが点滅した。

 定員は五十五人。十三日から運行を始め、県内の観光ツアー客を運ぶ予定。運転業務もするミヤマの中井洋一課長(52)は「乗客には非常停止ボタンを緊急時以外には絶対に触らないようアナウンスしたい。機械に頼り切るのではなく各ドライバーが健康管理をしっかりすることが大事。万が一のとき乗客の安心につながれば」と気を引き締める。

 バスの運転手が急病などで走行中に意識を失って起きる事故は全国で相次いでいる。昨年十一月の紀勢道の事故では、異変に気付いた乗客が運転席のブレーキに手を伸ばしたが届かす、トンネル内の壁にぶつけて停止させた。

 (飯盛結衣)

 

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