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ホテル火災で150人避難、機械室焼く 鳥羽の「湯快リゾート」

湯快リゾート 温泉リゾートホテル鳥羽彩朝楽で消火活動をする消防署員ら=9日午後10時42分、鳥羽市小浜町で

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 九日午後八時半ごろ、鳥羽市小浜町のホテル「湯快リゾート 温泉リゾートホテル鳥羽彩朝楽」から出火、地下六階の機械室を焼き、六時間後に鎮火した。鳥羽署によると、当時、宿泊客や従業員ら約百五十人がホテル内にいたが、全員が避難した。宿泊者のうち二人が自ら病院へ行ったが、大きなけがなどはないとみられる。

 同署や鳥羽市消防本部によると、ホテルは地下六階、地上四階の鉄筋コンクリート造り。機械室にある分電盤が漏電したとみられる。

 避難した宿泊者らによると、館内の火災報知機が鳴り火災に気付いた。宿泊者は従業員らの誘導で近隣の公民館に一時避難し、その後、近くのホテルに移動した。

 鳥羽彩朝楽を運営している湯快リゾート(京都市)の広報担当者によると、今後の営業については署などの調査が終わり次第、判断する。同社は「宿泊中のお客さま、近隣や関係者の皆さまらに多大なご迷惑、ご心配をお掛けし、深くおわび申し上げます。再発防止に向けて安全管理を徹底してまいります」とのコメントを出した。

◆階段に煙「これはあかん」荷物なくタオルや浴衣姿

 伊勢湾を望むリゾートホテルで九日夜に発生した火災。宿泊客が食事や入浴を楽しんでいる最中に、館内には火災報知機が鳴り響き、地下六階からの煙が立ち込めた。宿泊客の中には、荷物も持てず浴衣姿のまま避難する人もいた。

 伊勢参りの帰りに、夫婦で宿泊していた滋賀県彦根市、飲食店経営の大岡篤司さん(62)は、地下一階のレストランで食事中の午後八時半前、火災報知機の作動や、ホテル従業員の「その場で待機してください」という声を聞いて火災に気づいた。

 レストランにいた客は貴重品などを取りに自室に向かった。すでに階段にも煙が上ってきているのを見た大岡さんも「これはあかん。ここにじっとしてると危ない」と危機感を募らせ、妻を連れて二階の自室へ。ロビーがある一階へ上がったときには、風呂上がりなのかバスタオルを体に巻き付けただけの人や、浴衣姿の人も見掛けたという。

 宿泊客は、従業員の誘導や、近隣住民と消防団の協力もあって近くの公民館に避難したり、自家用車の中で火事の収束を見守ったりしていた。公民館では配られた毛布で暖を取り、身を寄せ合うようにして過ごす人も。十日午前零時すぎには、湯快リゾート側が用意した別のホテルなどに送迎バスで移動した。

 荷物を置いたままだった人たちは十日朝、火災のあったホテルに戻る許可を受け、煙臭くなった部屋から荷物を取って帰路についていた。

 (足達優人)

 

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