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大正−昭和の美人、役者、風景 菰野で「浮世絵モダーン」開幕

「髪梳ける女」などの新版画が並ぶ会場=菰野町大羽根園松ケ枝町のパラミタミュージアムで

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 浮世絵の新しい表現を目指した大正初期から昭和の「新版画」を紹介する「浮世絵モダーン 深水の美人! 巴水(はすい)の風景! そして…」(中日新聞社など主催)が六日、菰野町大羽根園松ケ枝町のパラミタミュージアムで始まった。来年一月十四日まで。十二月二十四日〜来年一月一日は休館。

 「新版画」は明治時代に入り衰退した浮世絵の再興を、日本画家らが大正以降に目指したもの。江戸時代からの伝統的な技法を維持しつつ、当時の文化を反映した題材を扱うのが特徴。英国の故ダイアナ元妃など海外にも愛好家は多い。

 伊東深水や川瀬巴水、橋口五葉、吉田博など大正初期から昭和の作家の版画作品など百二十八点を「女性」「風景」「役者」「花鳥」「自由なる創作」の全五章に分けて展示。役者や美人といった伝統的な題材や西洋の風景や庶民が働く姿など当時の最先端のテーマを扱った版画を見られる。

 浮世絵に影響を受けたオーストリアなど西洋の作家の版画も展示されている。米実業家の故スティーブ・ジョブズさんが好んだ五葉の「髪梳(す)ける女」の前では、弾力のある黒髪の表現に、多くの人が立ち止まり鑑賞していた。

 六日にはオープニング式典があり、石原正敬町長や中日新聞社の石川保典・三重総局長ら関係者七十人が出席。作品を監修した東京都町田市立国際版画美術館学芸員の滝沢恭司さんは「美人・役者・風景といった伝統的な題材を扱いつつ、時代の最先端を反映した表現を感じてほしい」とあいさつした。午前九時半〜午後五時半(入館は午後五時まで)。入館料は一般千円、大学生八百円、高校生五百円、中学生以下は無料。(問)パラミタミュージアム=059(391)1088

 (西川拓)

 

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