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市長「案内看板など検討」 伊勢、児童4人一時不明で

伊勢市の中心部から近い鼓ケ岳。左手前は県伊勢庁舎=伊勢市岡本で

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 伊勢市前山町の鼓ケ岳で宮山小学校の児童四人が一時行方不明になったのを受け、鈴木健一伊勢市長は十一日の定例会見で「現場を見て、案内看板を立てるなど環境整備の必要を検討したい」と話した。

 鼓ケ岳は標高三五五メートルの低層の山で、ウオーキングを楽しむ人もいる。山中に案内看板などはなく、市は山の所有者に協力を求め、安全対策を講じる方針。鈴木市長は「自然体験の楽しさと怖さをしっかり伝えていきたい」と述べた。

 伊勢署によると、行方が分からなくなったのは十日午前十一時ごろ。午前九時ごろから登り始めた児童七人のうち、四人が下山していないことが分かった。

 七人は一時間かけて山頂に到着し、下山する途中で二手に分かれた。このうち三人は無事に下山したが、四人は道に迷ったとみられる。四人は入山から九時間後の午後六時すぎ、同市勢田町の伊勢西インターチェンジ付近で発見された。

 市によると、児童が市内の山で行方不明になり、警察や消防を動員して捜索する事態になったのは初めて。

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◆身近な遊び場 迷いやすく

 十日に伊勢市前山町の鼓ケ岳に入った児童の中には、九日も登ったという子もいた。児童らにとって、身近な遊び場だったようだ。

 宮山小の卒業生という中学生によると、小学校時代に一度、同級生と登頂。その同級生は先輩に道を教わったという。「登ったことのない人だけなら、山に入ってすぐ道が分からなくなったと思う」と話した。

 市学校教育課によると、宮山小学校は小学二年生が近隣地域について学ぶ校外学習のコースに、鼓ケ岳の麓にある「養命の滝」を組み込んでいる。この滝は伊勢自動車道のすぐ近くにあり、比較的歩きやすい道が通っている。同校は「子どもだけで山に入らない」というルールをつくり、児童に呼び掛けていた。

 (青木ひかり)

 

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