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安全面に不安噴出 伊賀市がスクールバス廃止方針

路線バスに統合される諏訪方面からのスクールバス=伊賀市印代で

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 伊賀市は小中学校九校のスクールバスを来年四月に廃止し、周辺を運行する路線バスで代行する方針を決めた。市の財政負担を減らすとともに、乗客が減っている路線バスの維持につなげたいとしている。これに対し、保護者らはバス停まで距離のある場所も出てくるため、「子どもの安全は確保できるのか」と反発している。

 市内では、片道の通学距離が小学生三キロ以上、中学生五キロ以上でスクールバスが利用可能になり、小学校九校、中学校六校で運行している。市が廃止を打ち出したのは、小学校五校と中学校四校で、現在三百六十四人が利用している。民間とのスクールバス契約の必要がなくなることで、年間七千三百万円が削減できると見込む。

 だが、九月下旬に開かれた保護者らへの説明会では、安全面を不安視する声が噴出した。

 九月二十六日の諏訪地区での説明会では、「安全サポーターはつくのか」「学校の前までバスが入ってほしい」などの意見が相次いだ。路線バスに移行すると、子どもたちはバス停から徒歩で学校に向かう。歩道が整備されていない道を、三百メートルほど歩かなければならない箇所もあり、保護者らは「危険ではないか」と指摘している。

 また、三訪小や城東中へのバスは現在、今年二月に整備された「三田坂バイパス」を通る。廃止後に利用が見込まれる路線バスは、急カーブが続く旧道を経由する。保護者らは「子どもの負担が大きく、ルートを変えてほしい」と懸念する。コースによっては、遠回りになることもあり、市側に乗り継ぎやルート変更などの改善を求めた。

 反対が相次いでいるが、市は予定通りスクールバスの廃止に踏み切る方針。保護者らの意見を考慮し、運行を委託する三重交通などとダイヤやルート変更に向けた話し合いを進める。

 (飯盛結衣)

 

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