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農林水産業の被害総額は4億7000万円 台風21号

強風の影響で落ちた収穫直前のナシ=5日、津市久居明神町で

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 県は十二日、県内に四日に最接近した台風21号の農林水産業の被害総額が四億七千万円に上ったと発表した。県内で最大瞬間風速四五メートルを観測した台風は、強風で収穫直前の果物の落下や関連施設の破損をもたらした。

 県によると、被害は十一日現在のまとめ。県内全域で強い風の被害が相次いだ一方、雨の影響は小さかった。特に熊野、紀宝、御浜の三市町のかんきつ類に関する被害が目立ち、果実の傷や落下で計一億円、防風や防鳥のネットの破損で千四百万円の被害があった。所管するJA三重南紀の担当者は「ミカンが旬を迎えたが、被害は今季の収穫や販売を左右するまでに広がらずに安心している」と話した。

 農業ではビニールハウスやガラスハウスの被害が県内全域で見られ、被害額は二千九百万円に上った。津市のナシが三百万円、北勢地域などの米が三千七百万円、いなべ市や明和町の畜産業で計二千万円の被害も確認された。

 林業では松阪市や大台町を中心に林道で八千七百万円、治山施設で四千万円の被害があった。南伊勢町ではマグロ養殖場の施設が壊れて個体が傷つく被害などが見つかり、水産業全体で計一億一千万円の被害に上った。

 台風21号を含め今年に入って県内に上陸、接近した台風の農林水産業の被害総額は十四億一千三百万円になり、いずれも強い風の影響が大きかった。七月の台風12号は三億七千万円で、うちハマチ養殖の被害が大半を占め二億円超だった。八月の台風20号は四億五千万円で、米の被害が大きく千六百万円だった。

 台風21号の被害では、他に県道や河川の護岸で計二億三千万円の被害が確認されている。

 (鈴鹿雄大)

 

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