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あご湾定期船の賢島−御座−浜島路線 来年3月末に廃止へ

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 志摩市の英虞(あご)湾内で「あご湾定期船」を運航する志摩マリンレジャー(鳥羽市)は、来年三月末で一部路線を廃止する方針を固めた。いずれも市内の賢島から、先志摩半島西端にある御座地区を経由し浜島地区を結ぶ路線。同社は地元で住民説明会を開き、廃止に理解を求めている。

 この路線では現在、一日四便を運航している。廃止した場合、浜島−御座間を海上移動する手段はなくなる。浜島−御座間は国道260号の海上区間に当たり直線距離は二キロ。船だと十分間で移動できるが陸路だと大きく迂回(うかい)せねばならず一時間近くかかるという。

 同社によると、路線の運航を始めたのは一九四九(昭和二十四)年。当時は道路やバス路線が未整備だったことから、需要が大きかった。現在は年間二千五百人が乗船し、うち八割が賢島−御座間のみを利用。御座−浜島間は、一日当たりの平均乗客数が数人まで落ち込んだ。

 定期船は乗客がなくても運航する必要があるが、同社の担当者は取材に「採算は非常に厳しく、運航を維持することは限界に近い」と説明。「地元の方々に納得してもらえるよう説明を尽くしたい」と話す。

 同社は今年二月末、市に路線の廃止を申し入れた。八月三十日には同市浜島町で住民説明会を開き、二十七人が参加した。路線は観光客の利用が多いことから、地元宿泊施設などから観光業への影響を懸念する声が上がったという。御座地区での説明会も今後、随時開いていく予定。

 同社が賢島から同市志摩町和具まで運航している別路線は、来年四月以降も引き続き運航する。

 (山村俊輔)

 

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