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「最強」台風に備える県内 予想風速35メートル

台風21号の接近を前に、岸壁に係留された漁船が並ぶ長島港=紀北町で

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 台風21号は強い勢力を維持したまま、四日午後に県内に最接近するとみられる。陸上でも最大瞬間風速が三五メートルに達する強い風と高波への警戒が特に重要となる。昼間の接近で子どもたちが帰宅できなくなる恐れがあるため、県内の全ての小中学校が四日の休校を決定。県は「最強クラスの台風だ」として早めの避難や備えを呼び掛ける。

 県内は風雨が特に強くなる台風の進行方向右側にあたる。日本気象協会ウェブサイトによると、台風接近前に家の周りに植木鉢など飛ばされる恐れのあるものがあれば室内にしまう必要がある。窓ガラスが割れないよう雨戸は閉め、カーテンを閉めておくとガラスが割れた際に飛び散るのをある程度防げる。

 床上浸水に備え家財や家電を二階に移動し、断水に備え浴槽に水をためるのも有効。停電対策で懐中電灯や携帯電話を充電する乾電池の準備が望ましい。

 台風接近時は用水路や海岸、河川の見回りはせず、屋外作業や不要な外出も避けるのが重要。今回は台風の速度が速く、天候が急変する恐れも。帰宅時に交通手段がなくなることも想定する必要がある。

 三日から台湾出張を予定した鈴木英敬知事は出張をやめ、県庁で対策会議を開き「市町から避難勧告が発令された場合は速やかに安全な場所に避難を」と県民に呼び掛けた。ただ、台風20号では七市町の約五万七千人に避難指示と避難勧告が出たが、避難者は自主避難含め千人程度にとどまった。防災対策部は「避難を呼び掛ける地域をしぼるなど課題もあるが、今回は避難情報が出たら避難してほしい。空振りになることもあるが万一に備えることが大切」と呼び掛ける。

◆全小中が休校

 県内全小中学校が四日休校を決めた。高校も多くが休校となり、県教委担当者は「前日にこれほど多く休校が決まるのは極めて異例」と話す。県教委と県私学課のまとめでは、公立、私立の全小中学校五百十九校が休校を決めた。

 県立高校は五十七校のうち四十三校が休校。北勢地区の五校は一時間目からの授業を見合わせる自宅待機。県立高校定時制も十一校のうち九校が休校となる。私立高校も十七校のうち十五校が休校。特別支援学校は十九校のうち十六校が休校する。

◆1時間に90ミリ

 津地方気象台は三日、台風21号が四日昼すぎから夕方に県内に最接近する見込みと発表。速度を上げて近づくため、風雨が急に強くなる可能性が高く、早めの安全確保を呼び掛ける。四日は南部を中心に雷を伴い一時間に九〇ミリの猛烈な雨となるところも。四日午後六時までの二十四時間降水量は多いところで北中部三〇〇ミリ、南部四〇〇ミリと予想される。

 予想最大瞬間風速は海上五〇メートル、陸上三五メートル。竜巻などの激しい突風や落雷にも注意が必要だ。波の高さは南部の外海で一〇メートル、北中部の内海で五メートル、伊勢志摩の内海で六メートルと予想。担当者は「夕方の帰宅時間帯に影響が出る可能性がある。時間に余裕を持って行動してほしい」と話した。

 (森耕一、熊崎未奈)

 

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