トップ > 三重 > 9月4日の記事一覧 > 記事

ここから本文

三重

さらばパステルカラー、69年の歴史に幕 四日市あすなろう鉄道

最終運行になったパステルカラー車両と、記念撮影する鉄道ファンたち=あすなろう四日市駅で

写真

 四日市あすなろう鉄道の最後のパステルカラー車両が二日、最終運行を迎えた。出発直前にあすなろう四日市駅でセレモニーが開かれ、県内外の鉄道ファン約三百人が集まり、長年愛された列車の別れを惜しんだ。三両一編成のうちの一両「122号車」は六十九年間の「現役生活」を終え、引退となる。

 午後二時、運輸管理所長の山上雅人さん(54)の「発車よーし」を合図に、最終列車が出発。122号車には定員を超える約百人が乗り、社員が手を振って見送った。山上さんは「長年車体が大きく変化することがなく、レトロな雰囲気が愛されたのではないか。雨漏りしても苦情は一回もなかった。これからも愛される鉄道であり続けたい」と話した。

 セレモニーでは、同号車の改造工事に携わった運輸課の森田幸宏課長(62)が車両の歴史を紹介。「昔のドアは手動で乗客がかぎを閉めた。駅に停車する前にドアを開ける学生がいて、駅員がげんこつしていた」と往時を振り返った。

 津市豊が丘小学校一年竹口結大君(6つ)は「パステルカラーの電車は前から見ると食パンみたいでかわいかった。最後になって寂しい」と惜しんだ。鉄道ファンの神奈川県小田原市の会社員男性(39)は「地元の人が大勢駆けつけて、あすなろうの魅力は地元の人に支えられてるところだと思う」と話した。

 他の二車両は、十二月ごろ、緑と白色の「なろうグリーン」に改造して運行される。

 (高島碧)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索