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アイヌと共存図る姿描く 武四郎のミュージカル上演

武四郎がアイヌの訴えを記録する場面=松阪市のクラギ文化ホールで

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 松阪出身の幕末期の探検家で北海道の名付け親、松浦武四郎を題材にしたミュージカル「松浦武四郎−カイ・大地との約束−」(松阪市主催)が一日、同市川井町のクラギ文化ホールで上演された。秋田県のプロ劇団「わらび座」の十一人の熱演に九百六十人の観客が見入っていた。

 舞台では、アイヌと和人の共存を目指し、蝦夷地と江戸を奔走する武四郎の姿を描いた。武四郎は十八歳で海を渡り、蝦夷地の調査を始めた。案内のアイヌ民族と寝食を共にし、文化や言葉を学びながら探検を進める中、和人によるアイヌへの迫害を目にする。窮状を訴えるアイヌに言う。「書こう。今できる精いっぱいの記録を残そう」

 蝦夷地の自然の雄大さを合唱で表現し、恋人と引き裂かれたアイヌ女性が悲しみを込めた独唱などで物語を盛り上げた。

 劇団は今月、愛知県や東京都、北海道でも公演し、二〇二〇年度からは全国ツアーを開催する。

 (水谷元海)

 

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