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リアル忍者像、教えます 三重大山田教授ら新刊

監修した本を紹介する山田教授=伊賀市で

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 三重大人文学部の山田雄司教授が監修した本「そろそろ本当の忍者の話をしよう」が出版された。各地で発見された資料のほか、忍者ゆかりの観光スポットやグルメも取り上げた。山田教授は「地域の歴史を掘り起こしてリアルな忍者像が浮かび上がった。これまでの忍者本とは一線を画している」と話している。

 山田教授のほか、フリー編集者の佐藤強志さん(49)らが執筆した。「近年明らかになった忍者の史実」として、滋賀県甲賀市にある甲賀武士の城館跡「貴生川遺跡」や甲賀忍者の子孫宅に伝わる百五十点以上の古文書を紹介。現地に足を運び、まとめた研究結果も載っている。佐賀県嬉野市に実在した「役人忍者」の正体にも触れ、青森県弘前市で見つかった「忍者屋敷」のからくりを体験したりする。

 松江、松本、福井、尾張など諸藩における忍びの役割がつづられ、弘前藩は青森大薬学部教授で忍者部顧問の清川繁人さんによる研究成果を盛り込んだ。

 忍者ゆかりの観光スポットとしては、中部国際空港(愛知)のサムライ×NINJA空港プロジェクト、服部半蔵の墓(東京)や戸隠流忍法資料館(長野)、肥前夢街道(佐賀)、忍野しのびの里(山梨)などを案内している。

 山田教授は「忍者ブームの中、全国で熱心な取り組みが広がっており、伊賀もうかうかしていられない。ガイドを参考に、視野を広く持った新たなまちおこしをしてほしい」と期待した。ギャンビット刊。税別千五百円で、A5判、二百二十四ページ。

 (飯盛結衣)

 

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