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野菜摂取、県が本腰 消費ワースト4位、カゴメと連携 

キーマカレーセットを試食するカゴメの稲垣支店長(左)ら=県庁で

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 野菜の摂取量が全国ワースト4位に沈む三重県。現状を脱却しようと、県は29日、カゴメ(名古屋市)と協力して開発した野菜が多いメニューを、県庁食堂で営業日5日間限定での提供を始めた。ただ、庁内の取り組みだけでは県全体の摂取量向上は見込めず、地域を巻き込んだ取り組みが求められる。

 厚生労働省の二〇一六年の調査によると、県民の一日あたりの野菜摂取量は男性が二百六十九グラム、女性が二百四十グラム。ともにワースト四位で、国の目標の三百五十グラムを大きく下回る。

 県健康づくり課の担当者は「野菜の産地でもあるのに、なぜここまで少ないのか。原因はわかっていない」と頭を抱える。四年前から野菜を使ったレシピのコンテスト「ベジ−1グランプリ」を開くなど啓発に取り組むが、下位のままだ。

 摂取量向上のためにタッグを組んだのが、野菜関連の食品を展開するカゴメだ。野菜の消費拡大を目指す同社は県と連携協定を結んでおり、食堂の運営会社「魚国総本社」と日替わりメニューを期間限定で開発することになった。

 初日は、目標の半分の百七十七グラムの野菜が摂取できるキーマカレーセットを提供し、カゴメ名古屋支店の稲垣慶一支店長や県職員が試食した。稲垣支店長は「東海地方は野菜の摂取量が全国的にみて少ない。いろいろな野菜を使ったメニューを広めたい」と話した。

野菜をふんだんに使ったキーマカレーセット

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 ただ、食堂の利用者は県職員が中心で、県民への浸透には不十分だ。摂取量が全国トップの長野県は、野菜を百四十グラム以上使用しているメニューを提供する飲食店を登録する制度を設け、外食産業との連携を強化している。全国展開のファミリーレストランにも地域限定メニューを開発してもらい、登録店は百十九店に上る。長野県の担当者は「外食が中心の人は野菜が不足しがちになる。野菜を食べてもらうには、飲食店と連携したPRが重要になるのでは」と話した。

 三重県庁食堂の限定メニューは九月四日までの平日に提供する。食堂の営業時間は午前十一時半〜午後一時半で、県職員以外も利用できる。

 (吉川翔大)

 

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