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新種「テンプライソギンチャク」世界初展示 鳥羽水族館

だいだい色のノリカイメンに寄生し、触手を伸ばすテンプライソギンチャク=鳥羽市鳥羽3の鳥羽水族館で(同館提供)

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 鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽三)で二十七日、新種として論文が発表されたばかりのイソギンチャク「テンプライソギンチャク」の公開が始まった。同館によると、世界中の水族館で飼育、展示されるのは初めて。「生態には謎が多く、飼育を通じて生態解明を進めたい」と話している。

 ムシモドキギンチャク科に属する新種は三〜四ミリと小さく、スポンジ状の海綿動物「ノリカイメン」にめり込むように寄生。だいだい色のノリカイメンから赤い触手を突き出した様子が、エビの天ぷらに似ていることから、東京大などの研究チームが命名し、今年四月に日本動物学会の学会誌で発表した。

 鳥羽水族館で展示しているのは三百個体ほどで、今月八日に市内の離島・菅島の磯で、名古屋大臨海実験所の協力を得て採集した。餌は甲殻類のプランクトンを与えている。二ミリほどの触手は、水族館の展示では白っぽく見えるという。同館は「世界でも観察できる場所は少ない。ぜひ見に来て」と呼び掛けている。

 新種は二〇〇六年に神奈川県三浦市で初めて見つかり、新潟県の佐渡島、鳥羽市安楽島町などでも存在が確認されていた。カイメンと共生する種は世界で二種類のみという。(問)同館=0599(25)2555

 (西山和宏)

 

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