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全国準Vの力作、市行政番組で公開 松阪高放送部

カメラとマイクを手にする松阪高放送部の生徒たち=松阪市の松阪高で

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 七月に東京都で開かれた「第六十五回NHK杯全国高校放送コンテスト」の創作テレビドラマ部門で、準優勝に輝いた松阪市の松阪高校の作品「Sライン」が九月四日から三日間、市行政チャンネルで限定公開される。若者の成長に焦点を当て、洗練された映像で表現された力作となっている。

 部門には全国から計九十八校が出場。映画監督やNHK職員らが作品の構成や映像、演技力を審査した。優勝は法政大第二高(神奈川)だった。

 作品はカラー映像の約八分。主人公で、園芸部の内気な男子高校生「内海」は、異なる趣味や考えを持つ友人を前にした時に感じる距離感を、白線の「ライン」として目視できる不思議な能力を持つ。同じくラインが見える陸上部の活発な女子生徒「川西」との関わりを通じて、多感な時期の自身の変化や、何かに挑む意義を問う内容だ。

 脚本は読書好きの三年生、栗山尚子さん(18)が「ドラマ性、メッセージ性の強い作品にしたい」と昨夏から一年間かけて執筆。絵が得意の三年生、田端七彩(ななせ)さん(18)が「栗山さんの考えを余すところなく映像で伝えたい」と絵コンテを練り、二人三脚で監督を務めた。

 舞台は学校や松阪市内の理髪店などで、部員ら二十人が出演。内海役の二年生、織戸颯汰さん(16)は「主人公は気弱で自分に似ていた。なるべく自分の素を演技に取り入れた」と話す。

 撮影は、高画質「4K」カメラと専用のガンマイクをフル活用。カメラのフィルター機能を活用し、主人公の内向きな性格に合わせて、派手な色彩を避けた画調にした。映像と音を別撮りしたり、気に入らないカットは十回、十五回と撮り直して完成度を高めた。

 「高校三年間で学んだ技術をすべて込めた作品が準優勝になりすごくうれしい」と栗山さん。織戸さんは「成長がテーマ。見た人が勇気づけられるとうれしい」と話した。三日間とも午前六時〜午後十一時の毎時零分から「アイウエーブまつさか」で。

 (作山哲平)

 

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