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一志の歴史、カイコすくすく 津のJA郷土資料館で公開

桑の葉を食べるカイコ=津市一志町高野のJA三重中央郷土資料館で

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 津市一志町高野のJA三重中央郷土資料館の敷地内の建物で、地元の養蚕業経験者らがカイコを飼育する様子を公開している。二十三日ごろまで桑の葉を食べたり繭を作ったりする姿を見ることができる。

 製糸工場で働いた経験がある地元住民でつくるサークル「蚕糸(さんし)研究会」と、一志町のガイドボランティア団体の計十七人が交代で桑の葉をやるなど世話をしている。

 研究会の西田太司会長(77)によると、一志町では一九七〇年代ごろまで養蚕・製糸業が盛んだった。県内有数の製糸工場が二つあり、農家も副業としてカイコを育てたという。

 飼育の公開は一志町の歴史を知ってほしいと十年以上前から続いている。今年は日本純産種の「小石丸」や赤みがかったオレンジの繭を作る「ローザ」など四種類のカイコを飼育。どのカイコも二〜五センチほどで、耳をそばだてると小さく「パチパチ」と、カイコが桑の葉を食べる音を聞くことができる。西田さんは「昔は身近だったカイコだけど、今はもうたくさんの人が忘れている。見にきて、昔の一志町の暮らしを思い描いてほしい」と話した。桑の葉をやる時間(毎日、午前九時〜九時半、午後四時半〜五時)に無料で見学できる。

 (渡辺雄紀)

 

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