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プラレール、イベントで出前走行 鈴鹿の男性

自前のプラレールで大掛かりなレイアウトをつくる猿木さん=鈴鹿市中江島町の市図書館江島分館で

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 鉄道玩具「プラレール」の収集が趣味で、出前走行にボランティアで取り組む男性が鈴鹿市にいる。東旭が丘2の会社員猿木淳さん(56)。商業施設など依頼主が用意した会場で大掛かりなレイアウトを組み、子どもたちを夢中にさせる。「玩具は遊んでなんぼ。多くの人に楽しんでほしい」がモットーだ。

 猿木さんがプラレールと出合ったのは幼少期だが、夢中になったのは父親になってから。長男(22)が三歳を迎えた誕生日にプレゼントとして買い与え、一緒に遊ぶうち、「立体交差など大人だからできる複雑なレイアウト」の魅力に気付いた。車両自体にも関心が向き、新製品が出るたびに購入。フリーマーケットやリサイクルショップで廃版も集めている。コレクションは基本の三両一セット換算で約千セットに上る。

 ただ、存分に走らせられるほど自宅は広くない。“不完全燃焼”でいた十年ほど前、インターネットで知り合った愛好者仲間らに誘われ、岐阜県各務原市であった地域イベントに共同で出前走行。思い描くレイアウトを自由に組める喜びを実感し、地元でも無料で展示させてもらえる場所を探すようになった。

 レールをらせん状に高く組み上げたタワーや、子どもがくぐれるほどの高い鉄橋、そこを走る多彩な車両…。猿木さんの活動は口コミで広がり、市内外の商業施設や自治体から展示の依頼が届くように。今年はすでに四日市市、松阪市、菰野町で実施。今月十六、十七の両日は鈴鹿市図書館江島分館(中江島町)で予定する。

 楽しみながら自由にコースをつくり、見にくる家族連れを喜ばせ、会場のにぎわい創出に依頼主が満足する−。「皆が喜んでくれる、ええ趣味です。都合がつく限り、展示の依頼に応えていきたい」と猿木さん。車両とともに走り続ける。

     ◇

 江島分館の展示イベントは両日とも午前九時〜午後五時。会議用の長机二十五台を土台にレイアウトを組み、JRや近鉄の車両が八十セットほど走る。来場者が持ち込んだ車両で遊べる一周二十二メートルのコースも。職員が手作りした全長二メートルの段ボール電車や、電車型の顔出しパネルも並ぶ。

 (片山健生)

 <プラレール> タカラトミー(東京)の鉄道玩具。1959年に発売され、61年に電動車両が登場。実在の営業車両をモデルにした商品をはじめ、「きかんしゃトーマス」やディズニーキャラクターのシリーズも。青いプラスチック製のレールが特徴で基本サイズと連結部の形状は販売開始当時から変わらないため、新旧のレールもつながる。今年3月末までの車両の販売数は1430種類、計1億6500万個余り。

 

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