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はかない命、観賞を 河芸でナツツバキ見頃

かわいらしい白い花を咲かせているナツツバキ=津市河芸町上野の円光寺で

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 「沙羅双樹」とも呼ばれるナツツバキの花が、津市河芸町上野の円光寺で見頃を迎えた。

 ナツツバキはツバキ科の落葉高木。「沙羅双樹」はフタバガキ科で別種だが、ナツツバキが代用として各地の寺院で植えられたことで「沙羅(シャラ)」「沙羅双樹」と呼ばれるようになった。

 直径五、六センチほどの白い花は早朝に咲き、夜には花全体がぽとりと地面に落ちるため、平家物語の冒頭では「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」とはかなさの象徴として描かれた。

 寺の世話役を務める梅原晴夫さん(67)によると、境内には十二本のナツツバキがある。二十一年前、住職や檀家(だんか)が寺の知名度を上げようと境内に五十本を植えたという。

 梅原さんは「毎日咲いては散るこの木が同じ風景を見せることはない。そんなはかなさと、花の美しさを楽しんでほしい」と話している。 

 (渡辺雄紀)

 

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